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スズキ Kei 電動パワーステアリング修理 (GF-HN11S ステアリングコラム交換)

以前からパワーアシストが作動しなくなっていて、オーナー様は重いハンドル操作を我慢されていたのですが、修理できるなら軽いステアリングにしたいとのご要望がありましたので、作業に取り掛かることにしました。

平成11年式 GF-HN11S F6Aターボ 走行距離 57,000km


パワーアシスト付きのパワーステアリング装置は、油圧式、電動式問わず、不調に陥ると、元々パワーアシストの無いタイプのステアリングより一般的に操作が重く、フィーリングも悪くなります。パワーアシストの程度を決定するために、トーションバーというねじれる素材をステアリング中心に配置しているからだと思います。

さて、こちらのKeiは電動パワーアシスト式です。不調になる部位は大きく2つ、

    ①電動モーター内臓のステアリングコラム
    ②コントローラ

です。どちらも高価な部品です。悪い方の部位を特定するために中古品のコントローラを入手しました。

長い時間を費やし手順を追って原因究明することは非常に大切なことですが、安価な良好部品で迅速に判断することも能率をあげるためには同様に大切で、必要なことだと考えます。結果、コントローラの交換ではパワーアシスト機能は回復せず、電動モーター内臓のステアリングコラム内の不調であることがはっきりしました。

今回は新品ではなく、リビルト(再生組立)品を用います。

エアバッグ装置が無い車両ですので、分解組立に難易度の高い部位はなく、難なく作業は終了し軽快なパワーステアリングがよみがえりました。

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ITS