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セレスピートの不調 その7(アルファ156GTAワゴン GH-932BXB)

2014年9月23日 By ITS

PAP_0151.jpg

前回記事『セレスピートの不調 その6(アルファ156GTAワゴン GH-932BXB)』の続きです。

手探りで点検やデータ取りを行っていますが、資料が乏しく、また症状が出にくいことも原因に辿りつき難い理由の一つで、時間ばかりが経過してしまいました。

平成16年式 GH-932BXB V6 3.2 Selespeed 走行距離 100,000km

セレスピードは、運転者の代わりにマニュアルトランスミッションの操作をするロボット変速機です。クラッチの断続操作もその機構に含まれますから一般的なオートマチックと同じ2ペダル。

不調時の症状は、アイドリングで停車中、ガタガタと車体が震えた後、ガツンと衝撃が加わりエンストするというもの。クラッチを切っておかないといけないときに、誤作動してクラッチを接続してしまうようです。

お預かり初日(9/13(土))は診断機接続しない状態で走行テストし、走行開始約1時間後に4回症状を確認。症状が出るならと翌日から診断機を接続してデータ収集に入りますが、好調そのもので全く不調の気配がなく数日が経過しました。日の高いうちいは回転の速い仕事に忙殺されますので、データ取りは連日、日没~深夜に及びました。

そして9/19(金)夜、診断機接続した状態でテスト走行、停車時1速シフトの状態でガタガタと車体が揺れ、待ちに待った症状発生!

ところが運悪くデータ収集の失敗という結果…

そして気を取り直し、翌日からは渋滞時に近い状況をと、店の中で1速にシフトした状態でアイドリング、長時間データ取りを試みますが、一向に症状が現れず今日に至りました。今まで収集したデータから何かわからないかと観察します。

156GTAsele_201409192151_02.jpg

こちらは9月19日(金)21時51分にサンプリングを終えたデータです。この数分後にガタガタと車体に振動が現れる不具合が発生しました。横軸は時間(sec)。サンプリング開始100secあたりからは停車アイドリング1速状態です。

Clutch pressure plate travelと称する指標(青線)が大きく異常に変位していることがわかります。値が大きくなるほどクラッチ接続位置に近くなりますが、ギリギリ接続されていないのかガタガタと動力が伝わる症状としては感じませんでした。

異常変位のある前後、クラッチを絶っている状態の値が平均的に小さく、変動が大きいこともわかります。データ収集で一番明確にしたかったことは、Clutch pressure plate travel の異常変位が起こった際の、Clutch solenoid valve current(緑線のグラフ。ソレノイドに通電している電流をセレコントローラ内の電流検出抵抗でモニターしているようです。)。クラッチ油圧シリンダの変動が単なる油圧抜けか、油圧制御しているソレノイド通電不良かを判断したかったのです。

このグラフを見る限り、Clutch pressure plate travel の異常変位時、Clutch solenoid valve currentの低下は無いように見えます。しかし、Multiecuscanのデータサンプリング周期が約1secと長いため、実際はデータサンプリング間に低下が起こっていたかもしれません。

しかしこの後、一度も症状が現れず、興味のあるデータは捕捉できませんでした。

156GTAsele_201409221632_01.jpg

そして昨日(9/22(月)16時32分サンプリング終了)、症状の出やすい渋滞時を再現するため、店の中で長時間アイドリングした後、走行テストに出かけたときのグラフです。

サンプリング開始730sec付近から、停車1速で Clutch pressure plate travel の異常変位が見られました。こちらも体感する振動はありません。興味のある Clutch solenoid valve current は変動が大きいものの急な低下は無いように見えます(しかしこれもサンプリング周期の関係で実際は電流低下があるかもしれません)。このような異常変位はこの約10数分の走行テストで数回観察できました。

156GTAsele_201409230005_01.jpg

さらにその夜(9/23(火)0時5分サンプリング終了)、エンジンルームを冷却し、走行テストに出かけましたところ、 Clutch pressure plate travel の異常変位は全く見られずとても安定していました。

長時間アイドリング後など、異常の片鱗は見られるものの、今回お預かりした13日間、決定的なデータが補足できず、原因を掴むまでの道程は非常に遠い印象です。

今までのデータを見ていて、ノイズの発生に規則性がなく気まぐれで、ノイズの多いときと少ないときが極端です。アーシングで解決したというWeb情報も間違いでないのかもしれません。しかし無闇なアーシングは逆にノイズを増加させます。アース追加の施工にもデータを閲覧しながらのデリケートな作業が必要になるでしょう。

1回の航続距離の長い(100km程度以上)輸入車はとても調子がよい印象があります。長時間アイドリングや渋滞、高温、高湿など、考慮が及んでいない設計だった場合は、いくらコントローラやセレユニットを交換しても治らないでしょう。

誠に不本意ではありますが、処置は施さず、一旦お客さまにお返しいたします。僕なりに全力を尽くしましたが力及ばず、この度はお役に立てず申し訳ありませんでした。

《関連記事》
セレスピートの不調(アルファ156GTAワゴン GH-932BXB)
セレスピートの不調 その2(アルファ156GTAワゴン GH-932BXB)
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セレスピートの不調 その6(アルファ156GTAワゴン GH-932BXB)

Filed Under: アルファロメオ

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