スタッドレスタイヤ交換時、フロントのブレーキパッド残量がわずかになっていることをお客様にお伝えしていました。
用意したのはトヨタ純正（通称：赤箱）のブレーキパッド。住友製です。ブレーキペダルタッチに影響するシムキットも新品を用意します。こちらのお車は新車から現在までトヨタ系 正規販社サービス工場で点検整備を受けられていました。
↓装着されていたブレーキパッドはアイシン製。
これはいわゆる第二純正品です。
↓純正には必ず「TOYOTA」の刻印があります。
純正と第二純正の比較をすると、明らかに制動力、耐磨耗性に差があると感じます。アイシン、住友、曙、日清紡など、どれもブレーキ部品の一流メーカーですが、純正として供給する部品と、それ以外で外観も性能も違います。
では、どうして正規販社のサービス工場が、第二純正品を装着するのか？それは第一に部品の販売利益でしょう。
第二純正の全てが満足いかないのではありません。例えばハンプのエアクリーナは純正品と同一でパッケージが違うだけ。そして、日産はブレーキパッドのように消耗品に類するものには純正部品はなく、すべて第二純正「ピットワーク」ブランドに統一。僕たち整備事業者にとっては品質、利益の両面で非常に満足のいく部品供給体制といえます。
磨耗限界が間もなかったハリアーのブレーキパッド（左：旧装着品、右：新品）。
残量がわずかになったことを擦過音で運転者に知らせる金属片（センサー）がディスクローターに触れる寸前でした。
純正パッドのしっとり、しっかりとした効き味をご体感ください。そして交換時期を迎えたエンジンオイル、ちょうど試供品のMOTUL 8100 X-cess 5W-40 がございましたので同時作業で注入しておきました。皆様に大変好評いただいているエンジンオイルです。こちらの滑らかなフィーリングもご体感ください。この度はご用命誠にありがとうございました。
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