僕:「え??それどういうこと?? まだそんな古い車ちゃうねんで。」
平成11年式 GF-916S2B 2.0TS 5MT 走行距離110,000km
池ちゃんから、シフトリンケージの脱落で突然シフト操作不能になったと連絡が入りました。応急処置で自走してご来店。たいした修理じゃないと高をくくっていたのですが…
部品商:「国内に在庫がなかったんで本国にオーダーしたら、生産打ち切りとしか返事がないんですよ…」
これは困りました。たった一本のシフトリンケージが無いために不動車です。シフトリンケージのミッション側のボールジョイントはどういうわけか樹脂製。これが経年劣化で操作中に粉砕したようです。
中古パーツがあったとしても同様の劣化が予想できますので使いたくありません。
と、池ちゃんからURLリンク添付メールが。海外で適合しそうな社外品ブッシュを見つけたとのこと。僕もいろいろなワードでサーチしていましたが全く引っかからなかった品物です。どんなキーワードで検索するとこんなもの出てくるんでしょう???池ちゃんの鋭い嗅覚に脱帽です。
とにかくお取り寄せ。足元見ているのか結構いい値段します。サイズが明記していなかったので心配でしたが、ぴったり合致してそうです。
↓プレスでシフトロッドに圧入します。
うまく着きました。
車両側の作業スペースが狭く組み込みに少し苦労しましたが、難なく修理完了。たった一本のシフトリンケージの供給が打ち切られ、危うく廃車となるところでしたが、今回はすっかりオーナー様に助けられました。いつもご協力に感謝しております。
本件でお困りの方、修理可能ですのでお気軽にお問い合わせください。
修理後、2回目のMOTUL 8100 X-cess 注入。官能的なアルファサウンドと共にスパイダーが蘇りました!
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