僕:「やっぱりナルディですか(笑)」
ステアリングホイール交換依頼のお客様から差し出されたのはナルディクラシックでした。
お客様:「どうも長時間の運転にノーマルのハンドルは疲れるんですよね。」
ラリーやダートトライアルの会場に集まる競技車両の8割、いや9割の装着率があるんじゃないかというくらいほとんどの車両に装着されるナルディクラシック。こちらのお客様、JAF公認競技のご経験がおありで、やはり選択はナルディクラシックでした。
全周均一な太さ、楕円の断面形状、指掛かりに絶妙な節度を与える裏面の凹凸。
僕はいろいろな車のステアリングを握りますが、ナルディクラシックに勝る使用感のステアリングホイールに出会ったことがありません。
ラリーやダートトライアルは、市販車ベースの車両で戦います。走行ステージは曲がりのきついカーブが連続しているものですから、クローズドサーキットを走るレースとは違ってハンドルをとにかく忙しなく回します。持ち替え回数も多いです。
『○○さんの、ハンドリングは秀逸だ』
などとドライビングテクニックのひとつにステアリングワークの華麗さが話題に上ることも多いですね。一般にナルディと双璧をなすモモ(momo)の支持者が意外と少ないのは、余分な出っ張りのあるハンドル形状が後者には多いから。モモは単純に回し難いと僕は感じます。
このクラシックというデザイン、不思議なくらい新旧どんな車にも似合います。一押しはスムースレザーの外径360ミリですが、パンチングレザー、スエード、ウッドなど種類も豊富にラインナップされています。
ステアリングホイールは人と車を繋ぐ大切なインターフェイス。
飽きのこないお好みの一本をどうぞ。
《ご注意》 装着後は、エアバッグレスの車両になります。任意保険の契約内容をご確認ください。