まずは写真の新旧スパークプラグをご覧ください。
左の新品プラグはトヨタ純正 二極接地 純正白金電極長寿命スパークプラグ(P/N 90919-01196)です。
右は、汎用の長寿命を謳うイリジウム電極の長寿命スパークプラグ。
古い方はすっかりプラス電極が消耗してしまい、よくこんな状態で調子を保っていたなと驚かされましたが、さすがトヨタ往年のストレート6の貫禄といったところでしょうか、調子が悪い様子が全く伺えませんでした。装着されていた車両は
平成11年式 GF-JZS151 1JZ-GE 4AT 走行距離 220,000km
車検整備でお預かりし、2回目のタイミングベルト、スパークプラグその他の交換をご用命いただきました。前回のタイミングベルト、スパークプラグ交換は僕の作業ではありません。
今回の車検整備の前には、オイル交換その他で何度も入庫いただいておりましたので、スパークプラグを早期磨耗させてしまう要因のひとつ、『エンジンオイル消費』のないエンジンであることは承知していました。
この事例で、やはり純正指定の2極接地のスパークプラグには、それなりに理由があるのではないかということと、汎用の長寿命プラグに対する耐久性の面での懸念が出て参りました。
長寿命スパークプラグが装着されているエンジンは、スパークプラグにアプローチするのが困難な場合が少なくなく、長寿命故に点検を省略する場合がありますが、修理歴のわからない車両に関しては面倒でも点検を実施する必要がありそうですね。