ハイゼットトラック社用車です。車検整備でウイークポイントのヒーターホースジョイントの交換です。
平成7年式 V-S100P EF 5MT 走行距離 58,000km
中古車として購入したものですが、購入以前のLLC（Long Life Coolant：エンジン冷却水）管理が珍しく行き届いた車両でした。こちらの車種、樹脂製のヒーターホースジョイントが破砕してLLCが一気に漏れ出し、オーバーヒートに至る事例を何度か経験しています。
わずかにニジミが見られますね。
↓ホースを離脱すると、全く腐食のない綺麗なニップルが顔を出します。
↓こちらも
↓こちらと比較してみてください。LLC管理の行き届いていなかった中古車を何とか車齢20年まで延命した車両の同様のホース接続部です。
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↓別の車両(ハイゼット S82P 平成3年式、４年前に撮影、車齢17年でした。)ですが、
LLCの交換管理が不適切だとこんなにひどい状態になります。
走行距離が進んでいたから？
とんでもないです。こちらのS82Pハイゼットはわずか15,000km走行でした。
お客様は、『走ってないのに痛むはずがない！部品や液体の交換なんか必要ない！』と、僕の説明を聞いてくださいませんでした。（泣）かわいそうな軽トラックでした。
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ダイハツ ハイゼットトラック オーバーヒート(M-S82P)
今回車検整備したハイゼットトラックは車齢17年。まだまだがんばってもらいましょう。
いいですね。後はオイル管理だけちゃんとしてれば、壊れるところがないくらいですね。こういうクルマは逆に念を入れてしまいます。ｗ
rabbit_junさん
はじめまして（でしょうか？）貴殿ブログは以前から訪れて、大変参考にさせていただいています。
今後ともよろしくお願いします。
お久しぶりです。
以前教えていただきましたモチュールのＨ－ＴＥＣＨの５Ｗ－４０の方のエンジンオイル、あっちこっち行ったせいで我が車は２年半でもう７万キロ直前ですが、アイドリング音も含めてとても良好に推移しています。
で、以前メルマガで読みましたＬＬＣですが、水道水はあまり良くないとのことでしたが、では何で希釈したらよいのでしょうか？
我がムーヴコンテのターボ車は整備書を読むと、どうやらタービンを外さないと冷却水交換ができないそうなので、もちろん自分でするつもりはないのですが純水で希釈するといいのかなぁ。
私のは元々寒冷地仕様車だし、真冬の山梨の山中湖あたりでは早朝だと－２０℃前後になるらしいのですが、私はどこへ行くのか分からないので当然ＬＬＣも寒冷地濃度にするつもりです。
が、適切な市販品の５０％希釈品を選択すればいいのか、ちと疑問に思いまして。それともメーカー純正品もあるのかなぁ。
予備知識として差し支えなければお教えくださればうれしいです。
我が車は軽四なのに走行距離も多いので、エンジン可動時間も普通よりも長いと考え、来年の車検時にはラジエターキャップは純正品の新品にするつもりですが、ウォーターポンプも換えたほうがいいのか、とも考えています。
ところでメルマガのＣＶＴのフルードの件も参考になりました。
我が車も４３０００ｋｍで一度交換しましたが、交換後の走行フィーリングがだいぶん違っていてびっくりしました。ＡＴよりかなりシビアなようです。ダイハツのＣＶＴは軽四車なのに新品フルードは６Ｌも要るようでしたが。
メンテナンスノートには５万キロ交換と書いていましたが、おっしゃるとおりどうやら４万キロあたりで交換したほうが良さそうです。
で、ダイハツＣＶＴは歴史が浅くて、メンテを怠りなくしても耐久性はどれだけ持つのか全くの未知数で、自分の車が実験台になっているような感じですよ。
カクシカおじさん様
大変ご無沙汰しております。
ご質問のLLCに関して、早速お知らせいたします。
希釈水については、蒸留水とまで必要ございませんが、比較的安価な工業用精製水をお使いになられることをお奨めします。
（当方では超長寿命タイプのＬＬＣはすべて工業用精製水で希釈済みのものを使っています。従来タイプのＬＬＣは水道水で希釈しています。特に水道水の硬度の高い地域ではないことと、２年毎の交換では、金属イオンの悪影響が無視できる程度と考えているからです。）
カクシカおじさん様のコンテの年式ですと高防錆タイプのLLCが用いられていますので、必ずダイハツ純正品をお使いください。
おそらくトヨタのスーパーLLCと成分は同じですのでトヨタ純正のスーパーLLCでも問題ありません。
高防錆タイプのLLCを使うようになってからのダイハツ車は、トヨタ車のように長寿命（７年毎、１６万キロ毎）を謳わず、従来どおり車検毎の交換をしていしていますので、それに従ってください（おそらくトヨタ車のようにラジエータ内壁の特殊コーティングによる触媒作用がないのでしょう）。
ウォーターポンプは寿命が様々ですので、リークが始まってから、もしくは異音発生してからでもよいと思いますが、遠乗りされますので、予防的に交換されることは無難でよいと思います。
簡単ですがよろしくご参考にしてください。