MCCスマートフォーツークーペの軽登録に挑戦しました。
いつ見てもおもわず微笑んでしまう可愛らしいエクステリアデザインですね。しかし、一旦シートに腰掛けると、窮屈とは程遠い余裕のあるドライビングポジションが得られ、何かと意外性が楽しい車両です。
平成14年 GF-MC01M 左H
初期のスマートは全幅が151cmであること以外は軽自動車の規格を満たしていて、車幅をクリア(幅148cm以下に)し、所定の手順を踏めば軽自動車として再登録が可能です。今回、車検証有効期限満了直前で、普通車抹消→軽自動車再登録を同日で行いました。
一番幅の広い部分はリアフェンダーです。フェンダーの幅を狭くし、タイヤもホイールも幅の狭いものに換装する必要があります。
日本向けにスマートKという車名で最初から軽登録の車両がありますので、そのパーツを入手することが最も確実で簡単な方法と思います。中古品のスマートKのリアフェンダー&バンパーとリアタイヤ&ホイール(offset 14)を入手できましたのでこちらを装着します。
まず、リアフェンダーを取り外します。
次にフェンダーライナーの端を軽フェンダーに合わせてカットします。
軽フェンダーが装着できました。ノーマルタイヤだと随分はみだしてしまいます。
そして、スマートKのリアタイヤ&スチールホイールを装着しました。フロントホイールとリム幅は同じですがオフセットが違います。
バンパーが色違いでちょっと個性的過ぎますか?
では準備が整いましたので、軽自動車検査協会に向かいます(もちろん先に普通車の抹消を済ませておく必要があります)。
継続検査で通い慣れた検査コースでまずは合格をいただき、その後、軸重、寸法の測定に移ります。
測定は検査官が行いますので、受検者の僕は眺めているだけ。
次に検査官が測定記入した記載事項に従って、構造変更用OCRシートに転記します。OCRシートは構造変更用ですが、構造変更というわけではなく、軽自動車としての新規登録データ作成用という位置づけかと思います。
その他書類一式提出し、晴れて軽自動車の検査証とナンバープレートが交付されました。
リア部の幅をわずか小さくするだけで、自動車税(軽自動車税)、重量税、自賠責保険料、有料道路通行料など、かなりの節約になりますね。軽登録後、元の普通車フェンダーに戻して公道走行している車両をよく見かけますが、脱税行為で処罰の対象になります。
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