ダイハツ ミラバンにお乗りのお客様から連絡が入りました。
「オイルランプが点いて、そのまま走行していたらガラガラ異音がしだした。下にもエンジンオイルが漏れているようなので見に来て欲しい」
平成15年式 LE-L250V EF-SE 3AT 走行80,000km
エンジンオイル警告灯が点く場合、プレッシャスイッチの故障、もしくはエンジンオイルが殆んどないか。今回は異音を伴っているので残念ながら後者でしょう。
現地でボンネットを開けて唖然…
エンジン全体がエンジンオイルで濡れています。
バルブカバーやフィラーキャップ周りから飛散したような感じで、ボンネット裏にも付着が見られました。もちろんエンジン下部も相当量の漏れが見られました。量を確認するオイルレベルゲージには全く触れません。
エンジンオイルを補充してキーを捻ると、異音とともに始動。ほどなくパッキン類からオイルがにじみ出てきます。エンジンを止めてレベルゲージを抜くと「ぷしゅ」っと音が鳴ります。
どうやらエンジン内部が加圧されている様子です。
このEF-SEエンジンは一般的なPCVバルブが見当たりません(バルブカバーに内臓?)。細いチューブがバルブカバーとスロットルボデー間に連結されているのですが、写真のスロットル付近のチューブの刺さるパイプの内径が細く、エンジンオイル管理の良くない車両は簡単に目詰まりを起こします。
目詰まりするとクランクケースの換気が滞り、今回のような状態になるようです。クランクシールも以前の記事ダイハツ ムーヴ エンジンオイル漏れ修理(GF-L900S)のように飛び出しているかもしれません。
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