日産 マーチ(社用車)で海外製のAutel社 MaxiDiag JP701 の機能を検証します。
大変リーズナブルなエラーコードリーダ(スキャナー)で、JP701は主に日本車の診断器ですが、その他世界主要各社車両のエンジン、AT、ABS、エアバッグ、その他のエラーコードの表示、リセットが可能なシリーズもあります。車種によって診断範囲の幅があり、一部コンピュータしかアクセスできない場合があるようです。
海外で開発された品物ですので、日本車でも輸出、海外生産されていない軽自動車は苦手との情報があります。
平成15年式 UA-AK12 走行距離35,000km。
他の簡易リーダーでは苦手なエアバッグコンピュータへの通信を検証しました。エアバッグの故障を擬似的に発生させ、エラーコードの読み取り、消去ができるかを試します。
アクセスが容易な運転席シートベルトプリテンショナの配線コネクタを離脱しました。イグニションキーをONにしますとエアバッグ警告灯が点滅を始めます。
DLCにMaxiDiag JP701を接続します。
順番にメニューを選択していよいよエラーコードの読み取りです。
間違いなく、運転席側プリテンショナの断線を検出してます。
コードの消去を行います。
と、この操作まで違和感がなかったのですが、メニューの”Trouble Diag Record”には故障コードの記録が残ったまま(当たり前なのかも知れませんが…)になってしまい、この機械では完全消去は出来ないようです。
表面的には警告灯の表示がなくなりますので問題はないのですが、この記録(Diag Record)の消去には純正機のコンサルトが必要なのかもしれませんね。