三菱 トッポBJです。
平成10年式 H42A 3G83 4AT 走行距離100,000km。
タイミングベルト&ウォーターポンプ交換作業です。このエンジン3G83はバランサシャフトが装備されていて、同軸上にオイルポンプがあります。このオイルポンプのオイルシールとポンプハウジングのパッキンも同時交換をお奨めしております。
10万キロ経過でタイミングベルト背面に写真のような亀裂が生じておりました。歯飛びや切断などのトラブルの予兆ですのでやはり点検と早めの交換がよいと思います。
さて、この年式の3G83型エンジンは、補機ベルトが1本のサーペンタインベルトです。スプリング式のオートテンショナが備わっているのですが、今回の車両はこのテンショナに不具合がありました。
新旧を見比べると、故障品は可動部に大きな隙間があります。ベルトの掛かりが浅く、また張力も弱くなっていて、特にゼロ発進時(低回転、高負荷)でひどい振動が出てました。
まるでエンジンマウントがちぎれた時のようなひどい音で、テンショナーも併せて交換し、見違えるような静かな車になりました。
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