アルトラパンです。エンジンチェックランプが時々点灯するとのことで入庫いたしました。
平成14年式 UA-HE21S 走行距離51,000km。
まず、簡易モニターでPコードを確認しますと、P1937:A/Fセンサー系統異常が記憶されていました。
A/F(空燃比)センサーいわゆるフロントO2センサーですね。冷間時にこのエラーコードが出やすいことからセンサー本体が不活性になっている可能性が高いです。
日立の外部診断機HDM-2000でデータモニターします。
エンジンチェックランプ点灯中、LR端子電圧が2V付近を示しており、また、A/Fセンサーが不活性と表示されることからセンサー本体の不良が濃厚と判断し、お客様に連絡します。
ところが、チェックランプ時々点灯しても調子が悪く感じられないのでそのままにして欲しいとのご要望。チェックランプ点灯中は適正なエンジン制御をしていないので、燃費の悪化を始め、予期せぬ不具合が発生する可能性をお伝えしましたが、異常だからこその警告なのに、そのままお客様にお返しするのは少し複雑な気持ちでした。
《関連記事》
隠れた原因へのアプローチ(スズキ スイフト DBA-ZC11S エンジン警告灯点灯 P0171 空燃比リーン異常)
ABS警告灯点灯の意外な原因(スズキ Kei, GF-HN11S)
良くわからないというエンジン不調を調べてみた(スズキ スイフト DBA-ZC11S M13A 5MT)
スズキ ラパン チャージランプ(充電警告灯)点灯 (UA-HE21S K6A)
スズキ エブリィワゴン ターボ 黄色い警告灯がついたままになる(GH-DA62W K6A O2センサーエンジンチェックランプ)
|