実は3回目の出来事です。
DA62Vのエンジンオイルドレンボルトの雌ねじが痛んでいてしっかり締まっていないというトラブルです。
DA62VのK6Aエンジンのオイルパンはアルミ製。しかし、ドレンボルトの全長が短く、オーバートルクによりオイルパンの雌ネジが痛んでしまいます。次世代DA64Vになると、ドレンボルトが長く、少々のオーバートルクにも耐えられる設計に変更されています。
しかし、DA62Vはまだまだ現役。デリケートな構造に不慣れな作業者による破損が無くなりません。
この車両は、他所で前回オイル交換し、次に僕の店に入ってきました。下回りを確認しますと、ドレンボルトは仮締めみたいなロートルクで締め付けてあり、丁寧に液体ガスケットを塗ってました。
もちろんエンジンオイルは滲んでオイルパンはべっとり濡れています。この状態を見てしまっては修復するしかありません。
M14のリコイルを挿入します。作業のコツはいかに垂直にタップを立てるかです。
念のため紙系ガスケットを使って締め込み、油温が上がっても漏れが無いことを確認して作業終了としました。
僕は、DA62系はトラブル予防のために長いドレンボルトに換装、そして、上抜きオイル交換しています。