ミニキャブバンのお客様から救援の電話が入りました。走行中突然力がなくなり、エンスト。セルは勢いよく回るが再始動ができないとのことです。
平成13年式 GD-U61V 3G83 走行距離25,000km。
レッカーで工場に運ばれ、早速診断します。お客様がガス欠のようだったとおっしゃいましたのでまず燃料系から見ていくことにしました。
確かに燃料ホースがフニャフニャで手応えがありません。クランキングを繰り返しても燃圧が上がる気配がありませんでしたので、燃料ポンプが何らかの原因で作動不良を起こしていると判断。
電源、アース、単体点検の結果、ポンプ本体の不良と考え、燃料タンクを降ろしました。
ポンプブラケットを取り外してポンプを見ますと、前記事『スズキ エブリィ 前にも後ろにも進まない??(LE-DA62V K6A 燃料ポンプ交換)』の燃料ポンプ不良車と同じヘドロ状の物体がタンク内部にびっしり。(写真は乾燥後のポンプでヘドロ状のものは白っぽい粉になってます。)
これでは燃料フィルターが詰まって作動不良になるわけです。
以前のエブリィと同じく、今回のミニキャブも同じガソリンスタンドで新車から満タン法で給油しているとのことでした。
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