ワゴンRのお客様から、出先でエンストしたので診て欲しいとの連絡が入りました。
平成11年式 GF-MC21S 走行距離49,000km。
信号待ちで何度かエンストし、再始動は容易だったので自走してきました。とおっしゃいます。とにかく現象を確認しようとアイドリングや空ぶかしをしますが、一向にエンストする気配がありません。アイドリングも安定しています。
今思えば、ここでダイアグコードを呼び出しておくべきでした(反省)ISCポートでも汚れているのだろうと適当に解釈してコンディショナーで清掃し、一旦お帰りいただくことになりました。
そしてその日の夕方、またエンストしたと再度連絡が入ります。
「なんとかエンジンがかかったのでそちらまで行きます。」とのこと。
え??なんとかエンジンがかかった????さっきと現象がちがうじゃないですか!
再始動が容易だったのは偶然だったんですね。恥ずかしながら再入庫いただきまして、症状を再現すべくアイドリングを続けていました。
すると…
ストンとエンスト。
再始動を試みますが初爆がありません。
何度かセルを回すと始動しますが程なくストンとエンスト。
これはアレですね。
ダイアグコードを呼び出しますと、コード15:カムポジションセンサ系統の異常とでました。
車台番号からディーラーで調べてもらいますとサービスキャンペーンの部品だとか…
お客様にも何度かお知らせ葉書がいっているそうなのですが、サービスキャンペーンなんて紛らわしい文言でわかりにくかったのでしょうね。
無償修理でお客様への金額的な負担はありませんでしたが、症状が再現するまではお車をお返しすべきでないなと反省だらけの一件でした。
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Deurreli カムシャフト ポジションセンサー ワゴンR アルトなどに適用 車用カム角センサー 33220-76G00
オートフレンズ says
例のよくあるカムポジションセンサーですね。
確かにサービスキャンペーンが出ていました。
うちでもかなりの台数を交換しましたが、ワゴンRに限らず
アルトやキャリーも部品が同じなので対象でした。
対象外のエブリィ+(小型車)も同じ現象出ます・・・
特に気温の高い夏場になるとセンサーが暴走します。
なので朝一でエンジン始動する分には問題なく、
また症状が出ても冷えると正常になってしまいます。
ISCもキャリー系でよくある症状ですが、スズキのISCは
コンディショナーやクリーナー類での清掃は控えたほうがよいです。
というのも、サービス講習会で聞いたところケミカルでISCを清掃すると
薬剤により内部のコイル皮膜が侵されて
内部ショートによりECM内部で焼損こともあるからだそうです。
それを聞いてからうちではウエスと細部は綿棒でのふき取りで
対処しています。
参考になればよいのですが・・・
たけし says
オートフレンズさん、いろいろ情報ありがとうございます。
ISCをコンディショナーで清掃の危険性はこちらの講習会でも教わりました。
従いまして、私の場合はISCを取り外し、ポート内のみEFI用と書かれたコンディショナで清掃、その後パーツクリーナで洗い流しています。薬剤が全て除去できているか多少の不安はありますが…
けど薬剤は一切やめた方がいいんでしょうね。今後は控えようと思います。
あち says
はじめまして
blog読ませてもらいました(^^
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