走行中アクセルを強く踏み込むと、品の無いバイクのような音がしはじめました。
それを気にしつつ、でも踏み込まない限りはそうした音も出ないので、ゆっくり帰ってきたのですが、
スーパーで買い物して再出発するとエンジン警告灯がつきました。消えないまま5分ほど乗って帰宅しました。
エンジン不調とエンジン警告灯点灯のご相談です。
平成21年式 CBA-MB4204S 走行距離 84,000km
マツダと提携関係のあったころのボルボで、プラットフォームがアクセラと共通とのこと。
症状確認のための試運転では、しっかりボルボの味付けがされている印象があり、乗り心地は一般的なマツダとは異なりました。
短時間の走行では、特別異音や不調はなく、過去に発生したトラブルを記憶し、警告表示しているだけのようです。
簡易スキャナーで診断した結果、コードP2008が出ました。
ここに表示される故障コードの内容は、一般名であくまでも参考です。
調べると、こちらインテークマニホールドに可変シャッターが備わるエンジンで、燃焼室に送り込まれる吸気のタンブル(縦渦)制御を司るようです。
現在の多くのエンジンは、油圧式可変吸気バルブシステムがその代わりを担い(トヨタのVVT-iが有名)、このエンジンのような吸気シャッター付きは珍しい部類かと思います。
エンジンのトランスミッション側に2つ並ぶソレノイドバルブがそれです。
短時間の試運転では症状の再現ができなかったのですが、1時間程度の走行で不調が現れ、エンジンが冷えると警告表示以外は正常復帰するとのこと。ソレノイドの過熱で一時的な内部断線に至ることが原因で間違いなさそうです。
マツダのLF-VEエンジンと酷似していますが、外観ではコネクタ形状が一部異なるように見えましたので、確実なボルボ純正を取り寄せて交換。
しばらく試運転の後、正常を確認して修理完了としました。
↓非純正ですが、よく似たバルブが市販されています。
ソレノイドバルブ 4M5G-9J-559NB吸気マニホールド真空ソレノイドバルブフォーカスマツダCX-7 ソレノイドバルブ (Color : A)
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