「ちょっと、ちょっと先生。こんなんどうですか?」 と、店の入り口で手招きされる骨董古物商のお客様。 左手に乗る可愛らしい木箱は、以前からお願いしていた品物のようです。年代の古い高価なものでなくていいので、実用の端渓があれば紹介してくださいとお伝えしていました。 薄い紫色の「新端渓」と思われる硯は鳩梅図柄に石眼があるもので、一目で気に入りました。 たけし:「ちょっと水を付けてみていいですか?」 お客様:「どーぞ、どーぞ(笑)」 水を付けた箇所は馴染みよくパッと濃い紫になり、石の目が鮮明に現れました。 お客様:「お、色が変わりましたな。」 たけし:「ほな、これ分けていただきますわ(笑)」 僕が小学1年生から通い始めた書道教室は、父が金曜日の夕方になると楽しそうに出 … [Read more...] about 夏季休暇 書に親しむ
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