車齢13年 2回目のショックアブソーバ交換を控えたラパンは走行距離が13万キロを超えました。 平成21年式 CBA-HE22S K6Aターボ CVT 4WD 走行距離 132,000km 走行距離約9万キロでほんの少し発生し始めたエンジンオイルのにじみは、話題の添加剤 丸山モリブデン関西地区限定仕様 GX200の不思議な作用で全く気にならなくなり、多走行の軽自動車にありがちなオイル消費もありません。 10万キロを超えた今、エンジンの調子が最高潮ではないかと思います。 さて、こちらのラパンは約6年前、走行距離6万キロ時に足回りのリフレッシュを行いました。 クルマのキャラクターとショックアブソーバ 2(スズキ ラパン CBA-HE22S, … [Read more...] about ここまでデキる!軽自動車の乗り心地改善 ~スズキ ラパン HE22S サスペンションプラス製 特注スプリングのインストール~
ショックアブソーバ
新車の頃の乗り心地を再び ~おススメの足回りリフレッシュ法~(DAA-ZVW30 トヨタ プリウス サスペンション交換)
全く問題なく10万キロ近く走ってこられた30プリウス後期にお乗りのお客さまから、足回りリフレッシュのご相談がありました。 電子デバイスを複雑に組み合わせたハイブリッドカーが、10万キロをノントラブルで走破することは、トヨタにおいては全く珍しいことではありません。 しかも、補機は電動化が進んでファンベルトは廃止。回生ブレーキと協調させた制動装置でブレーキパッドは殆ど減りません。もちろん燃料の消費は少ないです。消耗品といえば、エンジンオイル、補助バッテリー、タイヤ、そして今回ご依頼の足回りです。これらのリフレッシュを適時行えば、次の10万キロも快適にトラブルなく走行できると思います。 さて、 『新車外し』 というキーワードで、ほぼ新品のサスペンション部品がネットオークションやフリマサイトに出品されているのをご存じでしょうか。 … [Read more...] about 新車の頃の乗り心地を再び ~おススメの足回りリフレッシュ法~(DAA-ZVW30 トヨタ プリウス サスペンション交換)
フランス車の構造と整備性について(プジョー206CC クラッチ修理、ショック交換、乗り心地改善)
クラッチ操作時に異音や違和感が出てきたということでお預かりしたプジョー206CCは、クラッチ摩耗が進んで固くなったクラッチペダルをギュッと踏み込むと、ペダルを踏む足裏にエンジン回転周期のキックバックを感じるほど状態が悪化していました。 平成14年式 GF-M206CC RFN 5MT 走行距離 98,000km フロントフェンダーに貼付された16 … [Read more...] about フランス車の構造と整備性について(プジョー206CC クラッチ修理、ショック交換、乗り心地改善)
クルマの設計思想とサスペンション整備(ZVW40W トヨタ プリウスα ショックアブソーバ交換)
4、5年前からショックアブソーバ交換のご相談を受けていたプリウスα(7人乗り)です。 定期点検で継続して拝見していますが、走行距離が7万キロを超えた頃から、低速で凹凸路を走行中にロールが目立ちはじめました。背中がシートバックに落ち着かず、左右に大きく揺さぶられるのです。 平成26年式 DAA-ZVW40W 走行距離 77,000km 軽自動車や、1トン前後の国産コンパクトカーは、乗り心地より製造コストを優先しているような車両が多いので、ショックアブソーバ交換の際は純正をお薦めせず、少し減衰力の高いKYB … [Read more...] about クルマの設計思想とサスペンション整備(ZVW40W トヨタ プリウスα ショックアブソーバ交換)
アルファロメオ147GTAに確かな足回りを(GH-937AXL V6 3.2L 6MT)
新車からお乗りのアルファロメオ147GTA。メンテナンスは基本的に正規販社で継続実施されていました。 ご縁あって数年前からエンジンオイル交換を承っています。 3.2リットルという大排気量のエンジンには、アルファロメオ純正のエンジンオイル、『Racing』という名のセレニアブランドSAE 10W60が指定されています。僕は、同一SAE粘度で、MOTULの『RB26DETT』(という大胆な名称のスカイラインGT-R専用品)をご用意しました。 エステル系エンジンオイル特有の甘い香りのMOTUL RB26DETT。交換直後は、雑音が消えて上品なエンジン音になる印象と、エンジンフィーリングの良さから何度もリピートいただいてます。 平成14年式 GH-937AXL V6 3.2L GTA 6speedM/T … [Read more...] about アルファロメオ147GTAに確かな足回りを(GH-937AXL V6 3.2L 6MT)
イタリア本国仕様の車高が正しい理由(アルファ156 2.0TS selespeed ロワーアーム交換)
日本国内でヒットセールスだったアルファロメオ156は、イタリア本国仕様の車高よりも低い仕立てで日本に正規輸入されていました。 イタリア本国ではいたって凡庸なセダンに、インポーターが、低いフォルムと敏感すぎるハンドリングを与えた理由は、異国のセダンにスポーツ色のイメージを持たせたかったからかもしれません。 バンプ側(縮み側)に余裕のないローダウンされたサスペンションは、少々強めの入力で簡単に底突きしてしまいます。特にカーブ途中の外側輪などは、もうほとんど縮み切っているので、路面の凸部を通過するとサスペンションが底を突いて動かなくなり、コントロールを失って大変怖い思いをします。 だから、そうならない程々の速度でしか走れない、本当の「スポーツ」とは言えない仕様なのです。 約5年前、本当のスポーツ走行をご存じのお客様は、 … [Read more...] about イタリア本国仕様の車高が正しい理由(アルファ156 2.0TS selespeed ロワーアーム交換)
車体を支えるショックアブソーバの役割(916アルファGTV 乗り心地改善 KONI STR.T)
3.0リットルのV型エンジンを搭載するアルファGTVは、ノーマルでライドハイト(車高)が低く、前の左右サスペンションロワーアームは、正面から見ると「V字」になっています。 ロワーアームのボディー取り付け部より車輪側が上向きになっていますので、旋回時に荷重が掛かっている外側輪と状態が似ています。 直進状態で、ロワーアームが左右とも、既に旋回時の角度ですから、このままカーブに進入すると、踏ん張りに余裕がないのは明らかですね。 単に車高を下げるだけでは、旋回時の不安定さが増す原因です。多くのローダウンスプリングの固さ(スプリングレート)を極端に硬くしている理由でしょう。 尚、ロールセンターアジャスターというアタッチメントが市販されている車種に限っては、ロワーアームの角度を比較的簡単に補正でき、ローダウン … [Read more...] about 車体を支えるショックアブソーバの役割(916アルファGTV 乗り心地改善 KONI STR.T)
ロールの誤解とショックアブソーバの役割 ~スポーツ走行と乗り心地の両立 ~
クルマの『スポーツ』には、たくさんの誤解があります。 低い車高、空力パーツ、ハイグリップタイヤ、軽量アルミホイールとインチアップ、小径ステアリング、金属製ペダル、ワイドトレッドなど… それらは、サーキットを軽快・俊敏に駆けるレースカーのイメージです。 標準仕様に追加変更したメーカー特別仕立てでさえ、ほとんどがイメージ販売だと思います。標準仕様が「走り」の面で明らかに勝るからです。 レースカーは車体の安定のため重心を低くします。エンジンなど重量物の搭載位置を低くし、サスペンションの幾何学配置(ジオメトリ)を変更して車高を下げます。 ((注)コイルスプリング交換だけの車高ダウンは、ロールが増します。重心が低くなってもロールセンターがそれ以上に下がるからです。重心を低くしたら、サスペンションアームの長さや角度など … [Read more...] about ロールの誤解とショックアブソーバの役割 ~スポーツ走行と乗り心地の両立 ~
他グレード バネ流用で乗り心地の改善ができるか(スバル インプレッサ WRX STi GDB-E, GGA-E リアスプリング)
先日、ショックアブソーバ交換でお預かりしたスバルインプレッサ GDB の続きです。 乗り心地はショックアブソーバで極める(スバル インプレッサ WRX STi GDB-E, KYB Real Sport GRAVEL) 未舗装路競技用ショックアブソーバを装着。一般道の荒れた路面で、STiグレードの強力なコイルスプリングの動きを十分に減衰し、大幅な乗り心地の改善ができました。 平成16年式 GH-GDB(アプライドE) EJ20ターボ 6MT 走行距離 … [Read more...] about 他グレード バネ流用で乗り心地の改善ができるか(スバル インプレッサ WRX STi GDB-E, GGA-E リアスプリング)
軽自動車だからと乗り心地をあきらめていませんか?(スズキ Kei, GF-HN11S ショックアブソーバー交換)
「乗っていてあまり楽しくないんです。軽自動車だから乗り心地ってこんなもんなんでしょうか?」 平成12年式 GF-HN11S F6Aターボ 5MT 走行距離 … [Read more...] about 軽自動車だからと乗り心地をあきらめていませんか?(スズキ Kei, GF-HN11S ショックアブソーバー交換)
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