重いウインドウガラスの固定具、そして定滑車も巻枠も樹脂でできた鶴瓶式のウインドウレギュレーターは故障と隣り合わせ。 かつての国産車も同様の構造が多かったのですが、徐々に金属製のパンタグラフ式になり、故障は格段に減りました。 こちらアルファロメオ159のウインドウレギュレーターは、樹脂製の固定具が大きな音と共に粉砕。ウインドガラスはドアパネル内に下がったままになり、オーナー様は、手でガラスを持ち上げ、養生テープでドアサッシュに応急固定されていました。 ドアの内部に組み込まれた臓物は、組み立てのしやすさと製造コスト抑制をものすごく優先しているように見えます。メーカーの利益追求の手法が、自動車を組み立てる労働者環境も含めて、日本国内と諸外国では随分違うのかもしれません。 さて、入庫時から気になっていたク … [Read more...] about 近年の輸入車が儚く感じるワケ ~アルファロメオ159修理の過程で~
アルファ159
油温高すぎ!輸入車のエンジンオイルに化学合成油を選ぶ本当の理由(MOTUL 8100 X-cess 5W-40, アルファ159)
「え、120℃ですか?!」 ちょっとびっくりしました。アルファ159にお乗りのお客様が、高速走行時のエンジン油温が120℃に達するとおっしゃいます。油温計が標準で備わる自動車は少ないのですが、センターコンソール左端のそれは中央値が110℃。 隣の水温計の中央値が90℃ですから、エンジン冷却水温より20℃も高い値が標準なのでしょうか。(写真は冷却水温が90℃に達してほどない頃の油温計指示値。100℃に達しています。) 温度センサーの配置場所にもよりますが、120℃の油温はエンジンオイルにとって非常に過酷と思います。冷却水温より概ね10℃高くなるといわれるのが、エンジンオイルの温度です。 国産車の多くは水温が高くても100℃。サーモスタットの開弁温度は78℃~88℃が一般的です。したがいまして、エンジンオイルの温 … [Read more...] about 油温高すぎ!輸入車のエンジンオイルに化学合成油を選ぶ本当の理由(MOTUL 8100 X-cess 5W-40, アルファ159)
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