『オイル交換の時期になりましたので、オイル交換をお願いしたいのですが、別件でご相談させて頂きたいことがあり、ご連絡差し上げました。最近、車内でガソリンのような匂いが少しするようになりました。定番のフューエルポンプの故障を疑っています。』 とお客様からご連絡がありました。 平成23年式 アルファGT 2.0JTS selespeed 走行距離 66,000km 燃料漏れが「定番」であっては困るのですが、この年代のアルファロメオの燃料ポンプは、燃料漏れのトラブルが多発しています。 ガソリンは非常に引火性(引火点 … [Read more...] about アルファロメオの燃料漏れは危険な多発事例(アルファGT 2.0JTS)
アルファロメオ
特注コイルスプリングを用いたサスペンション適正化 ~ローダウン傾向の改善~(アルファロメオ GF-916C1 GTV V6 3.0)
長年の懸案だったアルファGTVの車高(ライドハイト)。 初めて拝見してから早5年が経過しました。 平成13年式 GF-916C1 V6 3.0 6MT 走行距離 116,000km 当時、約7万キロ走行だったGTVは特にフロント側の車高が低く、路面の軽い凸部で底突きする状態でした。 オーナー様は、『スポーツカーだから低い車高は仕方がない』と、マンホールを避けたり、大きな段差では速度を落とすなど、普通に走れる状態ではないのを特別な走法で回避されている様子でした。 いくらスポーツカーだからと、一般道を快適に走行できない市販車はどこかが間違っています。 《以前の記事》サスペンション組み直しによる乗り心地改善(アルファロメオ GTV 3.0 V6 … [Read more...] about 特注コイルスプリングを用いたサスペンション適正化 ~ローダウン傾向の改善~(アルファロメオ GF-916C1 GTV V6 3.0)
イタリア車のタイミングベルトに臨む(アルファロメオ ミト イモラリミテッド)
鮮やかなジャッロ・コルサに彩られたイモラリミテッドは、150台限定の特別仕様。 4年毎とも4万キロ毎ともいわれるイタリア車のタイミングベルト交換の頻度は、国産車のそれより短期で、関連部品の品質の違いがその差と考えて差し支えないと思います。 平成21年式 ABA-955141 199A8000 6MT 走行距離 … [Read more...] about イタリア車のタイミングベルトに臨む(アルファロメオ ミト イモラリミテッド)
パワーウインドウレギュレーターの修理(アルファロメオ147 TS1.6 ABA-937BXB)
『助手席側のパワーウインドウを操作すると、ガラス窓が斜めになって止まるので、慌てて手でガラスをサポートして元の位置まで戻しました。』というアルファロメオ147にお乗りのオーナー様。 無理に操作すると、レギュレーターと言われる昇降装置の一部が破損し、全く窓ガラスが動かなくなることがありますから、日常的な覚悟と適正な対処が被害を最小に抑えたようです。 平成20年式 ABA-937BXB TwinSpark 1.6L 5MT 走行距離 49,000km 運転席側もパワーウインドウ操作時に異音がするということで、スイッチに触れず入庫いただきました。 現状を確認します。 ドアトリム(内張り)を外すと、発泡ポリスチレンシート(polystyrene … [Read more...] about パワーウインドウレギュレーターの修理(アルファロメオ147 TS1.6 ABA-937BXB)
アルファロメオ147GTAに確かな足回りを(GH-937AXL V6 3.2L 6MT)
新車からお乗りのアルファロメオ147GTA。メンテナンスは基本的に正規販社で継続実施されていました。 ご縁あって数年前からエンジンオイル交換を承っています。 3.2リットルという大排気量のエンジンには、アルファロメオ純正のエンジンオイル、『Racing』という名のセレニアブランドSAE 10W60が指定されています。僕は、同一SAE粘度で、MOTULの『RB26DETT』(という大胆な名称のスカイラインGT-R専用品)をご用意しました。 エステル系エンジンオイル特有の甘い香りのMOTUL RB26DETT。交換直後は、雑音が消えて上品なエンジン音になる印象と、エンジンフィーリングの良さから何度もリピートいただいてます。 平成14年式 GH-937AXL V6 3.2L GTA 6speedM/T … [Read more...] about アルファロメオ147GTAに確かな足回りを(GH-937AXL V6 3.2L 6MT)
近年の輸入車が儚く感じるワケ ~アルファロメオ159修理の過程で~
重いウインドウガラスの固定具、そして定滑車も巻枠も樹脂でできた鶴瓶式のウインドウレギュレーターは故障と隣り合わせ。 かつての国産車も同様の構造が多かったのですが、徐々に金属製のパンタグラフ式になり、故障は格段に減りました。 こちらアルファロメオ159のウインドウレギュレーターは、樹脂製の固定具が大きな音と共に粉砕。ウインドガラスはドアパネル内に下がったままになり、オーナー様は、手でガラスを持ち上げ、養生テープでドアサッシュに応急固定されていました。 ドアの内部に組み込まれた臓物は、組み立てのしやすさと製造コスト抑制をものすごく優先しているように見えます。メーカーの利益追求の手法が、自動車を組み立てる労働者環境も含めて、日本国内と諸外国では随分違うのかもしれません。 さて、入庫時から気になっていたク … [Read more...] about 近年の輸入車が儚く感じるワケ ~アルファロメオ159修理の過程で~
アルファロメオ147TSセレスピードのご相談 ~車のよろず相談室5~
外国車のセミオートマについてのご相談です。 伊マニエティ・マレリが作るセミオートマは、アルファロメオに載ると「セレスピード」、フィアットに載ると「デュアロジック」、ランチアに載ると「ドルチェ・ファール・ニェンテ(DFN, Dolce Far … [Read more...] about アルファロメオ147TSセレスピードのご相談 ~車のよろず相談室5~
アルファ156TS オイル漏れ ~車のよろず相談室2~
外国車のエンジン不調に関するご相談です。お問い合わせありがとうございます。 初めまして。 私のアルファ156TS … [Read more...] about アルファ156TS オイル漏れ ~車のよろず相談室2~
車体を支えるショックアブソーバの役割(916アルファGTV 乗り心地改善 KONI STR.T)
3.0リットルのV型エンジンを搭載するアルファGTVは、ノーマルでライドハイト(車高)が低く、前の左右サスペンションロワーアームは、正面から見ると「V字」になっています。 ロワーアームのボディー取り付け部より車輪側が上向きになっていますので、旋回時に荷重が掛かっている外側輪と状態が似ています。 直進状態で、ロワーアームが左右とも、既に旋回時の角度ですから、このままカーブに進入すると、踏ん張りに余裕がないのは明らかですね。 単に車高を下げるだけでは、旋回時の不安定さが増す原因です。多くのローダウンスプリングの固さ(スプリングレート)を極端に硬くしている理由でしょう。 尚、ロールセンターアジャスターというアタッチメントが市販されている車種に限っては、ロワーアームの角度を比較的簡単に補正でき、ローダウン … [Read more...] about 車体を支えるショックアブソーバの役割(916アルファGTV 乗り心地改善 KONI STR.T)
クーラント減少の早期発見とオーバーヒート予防(アルファ147 TS1.6 ラジエーター交換)
エンジンオイル交換でご来店の際、ボンネットフードを開けて最初に確認するクーラントレベル。 前回のご来店時から8千キロと少しの走行距離でMINを下回り、クーラント経路に漏れがあることを示唆します。 平成21年式 ABA-937BXB ツインスパーク1.6リットル 5MT 走行距離 … [Read more...] about クーラント減少の早期発見とオーバーヒート予防(アルファ147 TS1.6 ラジエーター交換)
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