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オイル下がり? ~車のよろず相談室1~

2019年3月14日 By ITS 2 Comments

エンジン不調に関するご相談です。相談室開設早々にご投稿いただき誠にありがとうございます。

『お仕事お疲れ様です。この間、丸山モリブデンを購入したものです。
確かに燃料はすぐに体感できました。おそらくたけしさんの言われる理論だと思われます。

今日は整備内容の相談です。

最近オイル下がりに気付いたのですが、エンジン始動時からしばらく白煙が続きしばらく走ると止まります。たいした量ではないので、オイル消費もさほどではありません。

ただ、この白煙は数年前、もしくはかなり前からあったようで、エンジンが冷えた状態で排気ガスは車検通らずの状態だったはずです。過去10年近く、非常にゆっくりな経年変化の状態のようです。

自分ではバルブステムシールの劣化による白煙だと推測致しました。平成8年式24万キロ走行の車両です。ヘッドオーバーホールを考えましたが、走行距離を考えるとエンジンリビルトに交換の方が良いのかなと。

ジャパンリビルトさんのリビルトエンジンは、バルブステムシール、ピストンリング、親子メタルを新品にされて、ホーニング処理もこなし、メーカーのオーバーホールキットできっちり組まれているようです。

バルブシールの劣化による白煙の場合はヘッドオーバーホールからと考えていましたが、走行距離を考えるとリビルトエンジンに積み換えた方が良いと思われるでしょうか?費用はヘッドオーバーホールの倍を少し超えます。

バルブステムシールの経年劣化は理解できるのですが、ピストンリングなどエンジン腰下の耐久性は全く想像できないので判断できません。プロの方の意見をお聞かせください。』



まず、「オイル下がり」「オイル上がり」という現象について。

クルマに興味をお持ちの読者諸兄に改めてご説明申し上げるまでもないのですが、

「オイル下がり」は、バルブステムシールから吸排気ポート内にエンジンオイルが侵入する不具合。現代では、オーバーヘッドカムシャフト式のエンジンがほとんどですから、バルブステムから「下方」にエンジンオイルが入るイメージです。

↓バルブステムシールの一例

一方、「オイル上がり」は、ピストンリングとシリンダの摺動部摩耗や、オイルリングのオイル掻き落とし性能低下などで燃焼室にエンジンオイルが侵入する不具合。クランクケースから「上方」の燃料室へエンジンオイルが入るイメージです。

どちらの不具合も、エンジンオイル消費や、マフラーからの白煙で発見できるのですが、現象からの推測はあくまでも推測。

大切なのは、エンジンを分解してみないと、本当の原因はわからないということです。

また、質問者様のお車にターボチャージャーが備わる場合、ターボチャージャーの軸からのエンジンオイルリークも白煙の原因になります。

冷機時のしばらくの間だけ白煙が出るとのことですが、バルブステムシールの亀裂や摩耗があり、エンジン停止時にポート内に滴り落ちた一定量のエンジンオイルが燃焼している「オイル下がり」かもしれませんし、シリンダが摩耗していて、熱膨張でピストンとシリンダの隙間が狭くなるまでの間の「オイル上がり」かもしれません。

もちろん、ゴム製のバルブステムシールの劣化の可能性が高いと思います。但し、エンジンオイル交換管理や、エンジンオイルの品質次第で腰下の状態が良くないエンジンも少なくありません。

新車からお乗りでエンジンオイル交換管理が適正であるなら、まずはバルブステムシール交換を実施するといいと思います(ターボ付きの場合はターボチャージャーの良否判断の上)。エンジンオイルが適正に交換されていたエンジンの腰下は例え走行距離が過多であっても痛みが非常に少ないものです。

ご承知の通り、クランクメタルやコンロッドメタルは流体潤滑です。油圧で浮いているので金属同士が直接擦れません。多走行エンジンのシリンダーの摺動部でさえ、エンジンオイルをきちんと交換していれば、クロスハッチが消えるような摩耗痕はありません。オイル上がりになるエンジンは、高回転・高負荷を多用してシリンダーが摩耗しているか、劣化したエンジンオイル(スラッジなど重縮合成分)でピストンリングが固着(スティック)しています。

↓焼き付いたコンロッドメタル。ここまで痛むと酷い打音を伴います。

車齢・走行距離を拝見すると、変速機とその他駆動系、足回り、燃料装置、電装装置などの状態も気になります。一か所に多額の費用を投入するより、不具合確率の高いバルブステムシールの交換を実施し、バルブステムシール劣化の状態を観察、白煙の収まり具合をまずはご覧になられてはいかがでしょうか。

ご質問・ご相談お待ちしております。どこにも聞けないあなたの素朴な疑問に無料でお答えいたします。

車のよろず相談室(無料)

Filed Under: メンテナンス一般 Tagged With: オイル上がり, オイル下がり, バルブシール, バルブステムシール, ピストンリング, メタル

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Comments

  1. ツアラーS says

    2019年3月29日 at 8:32 AM

    お仕事お疲れ様です。お仕事の忙しい中に早急のご回答を有り難うございます。このオイル下がりと思われる冷機時の白煙はしばらく様子を見ようかと思います。オイル消費も含め。たけしさんのご指摘にあった駆動系、電磁系もこれから気になる年数や距離になってきましたので。
    車両につきましてはNAの2500.チェイサーツアラーSです。ブレーキは去年にフルオーバーホールを行いました。不具合があったのでは無いのですが、出てからでは遅いので。たけしさんの勧めるトヨタ純正パッド、ローター、ブレーキホースを使いました、赤い箱のを。結果はもの凄く良くなりました。、しっとりと良く効き、他車両と比べてブレーキングポイントかなり深くなります。
    本来このくらい効くものかと驚きを隠せません。たけしさんの言われる通り赤い箱の純正パッドと社外品、第二純正は何かが決定的に違うのだろうと感じます。よくブレーキパッドやブレーキホースを社外品のステンレスメッシュに換える話をよく聞きますが、その理由としては効き具合やタッチに不満があるからだと思いますが、そんな気は全く起きない出来です。
    部品を発注する時に第二純正ではなくトヨタ純正の赤い箱のをと、わざわざ言ったのでディーラーの方がトヨタ共販の方に聞いたらしいのですが、第二純正とトヨタ純正に何か違いがあるのかと?答えは何も違いませんとの事だったらしいです。
    たけしさんのような整備に従事されて居てお客様の車を管理されている方でないと気付かないのではと思いました。おそらく第二純正とトヨタ純正に品質の違いがあることはなかなか知られていないのではと…試した訳では無いのですが、第二純正や社外品でオーバーホールを行った場合にここまでの満足感を得られたかは疑問です…

    返信
    • たけしくん says

      2019年3月31日 at 10:54 PM

      ツアラーSさん
      コメントありがとうございます。今回ご相談のありました内容は、仰せの通りしばらく様子をご覧になられるとよいかと思います。丸山モリブデンをお買い上げいただいていますので、エンジン用が何か症状を緩和させる作用があれば、原因の特定に寄与するかもしれません。

      さて、ブレーキのオーバーホール時の部品選定、トヨタ純正品を指定されたとのこと。
      ブレーキに関してはお察しの通り、現場で働く整備士も部品商も気が付いていない性能差だと思います。短期で不調が現れる補機ベルトは純正とそれ以外で違いがあることは認識されつつあります。同じブレーキでも輸入車に関しましては、社外パッドは「鳴き」の問題が出やすいので、純正部品優位の認識が以前からありました。
      昭和年式の自動車は確かに社外品がトータルで優れていることがあったかもしれません。しかし、近年の自動車はどんな小さな部品でも(エンジンオイルは除く)純正が一番優れていると考えています。もし社外品装着で何か良いことが得られたなら、失ったものがそれ以上に多いと思います。

      返信

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