足回り損傷の修理依頼がありましたポルシェ981ボクスターです。 山坂道走行中に車体姿勢の制御が難しくなり道路側溝へ脱輪したとのこと。事故からしばらくして入庫したボクスターは、特に左後輪を強打した様子で、極端にトーアウトしていました。 アルミニウム合金のトーコントロールロッドが大きく曲がっている他は、ホイールに損傷があるだけで、ボディーへのダメージがなく、極めて幸運な脱輪の仕方だったと言えます。他車との接触やお客様にお怪我もない様子でしたのでホッと安心いたしました。 ↓大きく曲がったトーコントロールロッド(左)。パーツ側面にはAlSiMgMnと表記があり、特殊な合金なのでしょう。これほどの曲がりでも破断しない粘りのある特性に驚きました。アルミニウム合金を多用するクルマ全体の構成も、使用する場所で様々な特性を持たせ … [Read more...] about ポルシェ 981ボクスター サスペンション修理 ~ミッドシップの特性を考える~
ポルシェ
特殊構造による排斥に挑む(水冷ポルシェ エンジンオイル交換)
水冷ポルシェのエンジンオイルドレーンには、アルミニウム合金製のボルトが使用されています。長期放置などで癒着し、緩めるためには相当なトルクを必要とする場合が珍しくありません。8ミリの六角凹にいくら強靭なヘックスビットを宛がっても、ボルト素材が柔らかいアルミ合金ですから、簡単に角が潰滅してしまいます。 適切なサイズのスクリューエキストラクタをつぶれた穴に食い込ませ… 逆螺旋がしっかりと食い込んだのを確認して、24インチのブレーカーバーで一気に緩めます。 そして、取り去ったドレーンボルトの穴にはへリックスが判然と刻まれていました。 … [Read more...] about 特殊構造による排斥に挑む(水冷ポルシェ エンジンオイル交換)
ポルシェ911 カレラ2 のバッテリー交換(E-964A)
空冷ポルシェ911が入庫しました。バッテリーが上がってしまい、ブースターケーブルで他車からつないでエンジンは掛かったが交換して欲しいとのことです。 平成4年式 カレラ2 E-964A ティプトロニック … [Read more...] about ポルシェ911 カレラ2 のバッテリー交換(E-964A)
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