お世話を始めて5年目になりますアルファロメオ 916 GTV。 オーナー様はこの年代のGTVが憧れだったとのことで、念願叶って走行距離が少なめの中古車両を入手されました。 いつまでも愛車を傍らに置きたい反面、Webで情報が行き交う故障不具合とその費用、供給が次々終了する純正パーツの心配が絶えないことと思います。入手されて間もないころは、あれこれ心配するよりタイミングベルトが切れて動かなくなる瞬間まで楽しめればそれでいいと、刹那的な心情を吐露されていました。 単にプロダクトとしてみたアルファロメオは、脆弱で排他的。 一方、多くの国産車は故障とは無縁で、分解組み立てが容易。何十年も主要部品供給があるのと違いは明白です。 2001年式 GF-916C1 V6 3.0L 6MT 走行距離 … [Read more...] about 供給終了ラバーホースの代用品を作ってみる(アルファロメオ GTV 3.0L V6 GF-916C1, P/N 60594244)
パワーウインドウレギュレーターの修理(アルファロメオ147 TS1.6 ABA-937BXB)
『助手席側のパワーウインドウを操作すると、ガラス窓が斜めになって止まるので、慌てて手でガラスをサポートして元の位置まで戻しました。』というアルファロメオ147にお乗りのオーナー様。 無理に操作すると、レギュレーターと言われる昇降装置の一部が破損し、全く窓ガラスが動かなくなることがありますから、日常的な覚悟と適正な対処が被害を最小に抑えたようです。 平成20年式 ABA-937BXB TwinSpark 1.6L 5MT 走行距離 49,000km 運転席側もパワーウインドウ操作時に異音がするということで、スイッチに触れず入庫いただきました。 現状を確認します。 ドアトリム(内張り)を外すと、発泡ポリスチレンシート(polystyrene … [Read more...] about パワーウインドウレギュレーターの修理(アルファロメオ147 TS1.6 ABA-937BXB)
パワースライドドアが開かない原因と部分修理(トヨタ ラウム CBA-NCZ20)
パワースライドドアが備わるトヨタのコンパクトカー ラウム。 一日の開閉回数が多めのお客様です。今回は車両左側のパワースライドドアの不調でお預かりしました。 閉じた状態から開こうとするや、何かに引っかかったように停止してしまうというトラブルです。手動での開閉や、ドアノブを比較的長時間引く操作をすると問題なく自動スライドドアの開閉ができます。 平成21年式 CBA-NCZ20 1NZ-FE 4AT 走行距離 … [Read more...] about パワースライドドアが開かない原因と部分修理(トヨタ ラウム CBA-NCZ20)
アルファロメオ147GTAに確かな足回りを(GH-937AXL V6 3.2L 6MT)
新車からお乗りのアルファロメオ147GTA。メンテナンスは基本的に正規販社で継続実施されていました。 ご縁あって数年前からエンジンオイル交換を承っています。 3.2リットルという大排気量のエンジンには、アルファロメオ純正のエンジンオイル、『Racing』という名のセレニアブランドSAE 10W60が指定されています。僕は、同一SAE粘度で、MOTULの『RB26DETT』(という大胆な名称のスカイラインGT-R専用品)をご用意しました。 エステル系エンジンオイル特有の甘い香りのMOTUL RB26DETT。交換直後は、雑音が消えて上品なエンジン音になる印象と、エンジンフィーリングの良さから何度もリピートいただいてます。 平成14年式 GH-937AXL V6 3.2L GTA 6speedM/T … [Read more...] about アルファロメオ147GTAに確かな足回りを(GH-937AXL V6 3.2L 6MT)
イタリア本国仕様の車高が正しい理由(アルファ156 2.0TS selespeed ロワーアーム交換)
日本国内でヒットセールスだったアルファロメオ156は、イタリア本国仕様の車高よりも低い仕立てで日本に正規輸入されていました。 イタリア本国ではいたって凡庸なセダンに、インポーターが、低いフォルムと敏感すぎるハンドリングを与えた理由は、異国のセダンにスポーツ色のイメージを持たせたかったからかもしれません。 バンプ側(縮み側)に余裕のないローダウンされたサスペンションは、少々強めの入力で簡単に底突きしてしまいます。特にカーブ途中の外側輪などは、もうほとんど縮み切っているので、路面の凸部を通過するとサスペンションが底を突いて動かなくなり、コントロールを失って大変怖い思いをします。 だから、そうならない程々の速度でしか走れない、本当の「スポーツ」とは言えない仕様なのです。 約5年前、本当のスポーツ走行をご存じのお客様は、 … [Read more...] about イタリア本国仕様の車高が正しい理由(アルファ156 2.0TS selespeed ロワーアーム交換)
水温高すぎ!?スズキ軽自動車の冷却系整備について(K6Aエンジン車)
クーラント交換が車検毎のスズキ アルト 平成16年式 CBA-HA24S K6A 3AT 走行距離 … [Read more...] about 水温高すぎ!?スズキ軽自動車の冷却系整備について(K6Aエンジン車)
入手困難な並行輸入車の部品を手に入れる(フィアット 3rd パンダ エンジン警告灯点灯)
車検整備(継続検査)でお預かりのフィアットパンダは、正規輸入ではないモデルです。 平成26年式 -13909- 169A4000 5MT 走行距離 50,000km 2年前の車検では、近年厳しくなったヘッドライト検査に対応するため、左側通行帯用ヘッドライトに交換しました。 新型 フィアット パンダ ~専門店の並行車 車検に備える~(FIAT Panda FIRE 1.2 8V ) 新型 フィアット パンダ ~専門店の並行車 車検に備える~(その2、FIAT Panda FIRE 1.2 8V … [Read more...] about 入手困難な並行輸入車の部品を手に入れる(フィアット 3rd パンダ エンジン警告灯点灯)
近年の輸入車が儚く感じるワケ ~アルファロメオ159修理の過程で~
重いウインドウガラスの固定具、そして定滑車も巻枠も樹脂でできた鶴瓶式のウインドウレギュレーターは故障と隣り合わせ。 かつての国産車も同様の構造が多かったのですが、徐々に金属製のパンタグラフ式になり、故障は格段に減りました。 こちらアルファロメオ159のウインドウレギュレーターは、樹脂製の固定具が大きな音と共に粉砕。ウインドガラスはドアパネル内に下がったままになり、オーナー様は、手でガラスを持ち上げ、養生テープでドアサッシュに応急固定されていました。 ドアの内部に組み込まれた臓物は、組み立てのしやすさと製造コスト抑制をものすごく優先しているように見えます。メーカーの利益追求の手法が、自動車を組み立てる労働者環境も含めて、日本国内と諸外国では随分違うのかもしれません。 さて、入庫時から気になっていたク … [Read more...] about 近年の輸入車が儚く感じるワケ ~アルファロメオ159修理の過程で~
燃料ポンプが作動しない原因を調べる(DBA-L175S, ダイハツ ムーヴ)
走行中、徐々にエンジン不調に陥り、ついにストール。再始動不能になったダイハツ ムーヴをお預かりしました。 平成19年式 DBA-L175S KF-VE 4AT 走行距離 … [Read more...] about 燃料ポンプが作動しない原因を調べる(DBA-L175S, ダイハツ ムーヴ)
保護中: 丸山モリブデンがなぜ良く効くのか?(ベースパワー EX250C 検証その後)
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