全く問題なく10万キロ近く走ってこられた30プリウス後期にお乗りのお客さまから、足回りリフレッシュのご相談がありました。 電子デバイスを複雑に組み合わせたハイブリッドカーが、10万キロをノントラブルで走破することは、トヨタにおいては全く珍しいことではありません。 しかも、補機は電動化が進んでファンベルトは廃止。回生ブレーキと協調させた制動装置でブレーキパッドは殆ど減りません。もちろん燃料の消費は少ないです。消耗品といえば、エンジンオイル、補助バッテリー、タイヤ、そして今回ご依頼の足回りです。これらのリフレッシュを適時行えば、次の10万キロも快適にトラブルなく走行できると思います。 さて、 『新車外し』 というキーワードで、ほぼ新品のサスペンション部品がネットオークションやフリマサイトに出品されているのをご存じでしょうか。 … [Read more...] about 新車の頃の乗り心地を再び ~おススメの足回りリフレッシュ法~(DAA-ZVW30 トヨタ プリウス サスペンション交換)
タッチアップペイントが格段に上手くなる方法(その2、ホワイトパール・シルバー編)
タッチアップペイントが格段に上手くなる方法(筆選びと筆運び)の続編です。 今回は、粒子顔料が入ったパールやシルバーメタリック塗装の具体的なタッチアップの方法をお伝えしようと思います。 手間(時間)を掛ければ、本当にわからなくなるほど綺麗に仕上げることが可能ですが、今回の作業は数分から10数分で目立たなくすることを目標にしています。 まずホワイトパールの補修例です。 フロントバンパーに飛び石でついてしまった小さな傷。 バンパーの素材(PP)が黒いので、塗色のホワイトパールと明確なコントラストが出てしまい、遠くからでも目立ちます。 小さな傷なので、大げさな鈑金塗装をするほどではないと、あなたは最初に市販のタッチアップペイントを購入されると思います。 カラーコードを調べて同一色を選んで、蓋に付属のブラ … [Read more...] about タッチアップペイントが格段に上手くなる方法(その2、ホワイトパール・シルバー編)
30万キロと10万キロの耐久の差は何か?操作の上手下手ではないクラッチ部品に見る設計思想(スズキ ジムニーシエラ ABA-JB43W クラッチ交換にて)
「最近クラッチペダルを踏み込むと「シャー」という異音が大きくなってきた。クラッチが滑っているわけではないけど10万キロ走行の節目でオーバーホールをお願いしたい。」 とのことで、クラッチ交換を承りましたジムニーシエラ最終型です。 平成27年式 ABA-JB43W M13A 5MT 走行距離 … [Read more...] about 30万キロと10万キロの耐久の差は何か?操作の上手下手ではないクラッチ部品に見る設計思想(スズキ ジムニーシエラ ABA-JB43W クラッチ交換にて)
軽自動車の高速走行時微振動の解消(ダイハツ ミラ TA-L250S, EF-SE)
約4年前、80km/h付近で足元に異常振動が出るということでお預かりした ダイハツ ミラ。 高速走行時の異常振動は、ホイールアンバランスやタイヤの異常摩耗がほとんどですが、高速ても80km/hと比較的低い速度域での振動は他を調べる必要がありました。 ホイールアンバランスと違って、ハンドルにほとんど振動を感じなかったのです。 色々調べた結果、左フロントドライブシャフトのインナージョイントに大きなガタ(ラジアル方向)を発見し、さらに調べると純正部品番号の大きな変更がありました。 当時の最新品番で中古部品を検索すると、ムーヴコンテのそれがヒットし、取り寄せたドライブシャフトは一回り大きいサイズでした。 《参考記事》ダイハツ ミラ … [Read more...] about 軽自動車の高速走行時微振動の解消(ダイハツ ミラ TA-L250S, EF-SE)
本気でメーカーが作ったサスペンションの実力(ルノー スポール ルーテシア3RS)
お客様が中古車で購入されたルノー ルーテシアは、足回りに変更が加えられてありました。 それは一般に「車高調」と言われる、名の通り車高(ライドハイト)を目的の値に調整できるアフターマーケット部品です。 一般の方が一般公道で使用される場合、機能を向上させる根拠のある値(車高、スプリングレート、ショックアブソーバの減衰力など)をご存じかというと、兎に角車高を下げて、レース車両のような外観を得ることがほとんどの目的かなと思います。 そして多くの場合、「車高調の乗り心地の悪さは、走行性能向上の代償」と勘違いされていることが残念で仕方ないのですが、ルノースポールのように、メーカーが本気で作ったスポーティな足回りは改変の余地がほとんどなく、乗り心地と操作性を両立した上出来の足回りになっているのです。 平成22年式 ABA-RF4C F4 … [Read more...] about 本気でメーカーが作ったサスペンションの実力(ルノー スポール ルーテシア3RS)
ホンモノそっくり!? 非純正部品に翻弄された故障診断(冷間時加速不良 CBA-L250S ダイハツ ミラ)
先日、アイドリング不安定の修理でお預かりしたダイハツ ミラの不調再発です。 参考記事:アイドリングが不安定 その原因と対処(ダイハツ ミラ CBA-L250S … [Read more...] about ホンモノそっくり!? 非純正部品に翻弄された故障診断(冷間時加速不良 CBA-L250S ダイハツ ミラ)
アイドリングが不安定 その原因と対処(ダイハツ ミラ CBA-L250S EF-VE)
停車アイドリング時に、アイドリングが不安定になることがあるとのことで入庫したのは ダイハツ ミラ アヴィ 平成18年式 CBA-L250S EF-VE 4AT 走行距離 … [Read more...] about アイドリングが不安定 その原因と対処(ダイハツ ミラ CBA-L250S EF-VE)
梅雨時期の失火。結露を繰り返すディストリビューターの対策(スバル ドミンゴ E-FA8)
はじめてコンタクトがあったのはちょうど4年前。 「クルマも私も歳をとってしまっているのですが…」とおっしゃる年配のご主人。 お世話になられていた整備工場が廃業され、最寄りの正規販社に出向かれたものの、よい感じの対応をしてもらえなかったと、とてもお困りの様子でした。 当方にお声が掛かったのは、たまたまお住まいの近くだった。ということです。 新規のお客様でしたが、いままで特定の整備工場でお世話になられていたということで、安心してご相談を受けました。 平成10年式 E-FA8 EF12 CVT … [Read more...] about 梅雨時期の失火。結露を繰り返すディストリビューターの対策(スバル ドミンゴ E-FA8)
ドライブシャフトの異音とスプラインの固着(UA-SCP10 トヨタ ヴィッツ)
交差点やカーブを曲がるとき、「パキパキパキパキ…」と車速に連動して異音が発生するとのこと。 音を確認すると、左フロントのドライブシャフト付近のようです。 平成15年式 UA-SCP10 1SZ-FE 5MT 走行距離308,000km 整備記録を見ると、約8年前の187,000km時、ドライブシャフトのアウタージョイントブーツを交換しています。ブーツに若干の亀裂が生じていたのを分割タイプのブーツで補修しました。 PARAUT (パロート) 分割式ドライブシャフトブーツ ヴィッツ SCP10 用 B-B15 NEO BOOT トヨタ TOYOTA … [Read more...] about ドライブシャフトの異音とスプラインの固着(UA-SCP10 トヨタ ヴィッツ)
エンジン不調と警告灯点灯(ボルボ V50 CBA-MB4204S P2008)
走行中アクセルを強く踏み込むと、品の無いバイクのような音がしはじめました。 それを気にしつつ、でも踏み込まない限りはそうした音も出ないので、ゆっくり帰ってきたのですが、 スーパーで買い物して再出発するとエンジン警告灯がつきました。消えないまま5分ほど乗って帰宅しました。 エンジン不調とエンジン警告灯点灯のご相談です。 平成21年式 CBA-MB4204S 走行距離 … [Read more...] about エンジン不調と警告灯点灯(ボルボ V50 CBA-MB4204S P2008)
読者様からのお便り