エンジン回転5000rpm付近で、必ず息つき(加速の途切れ)が見られます。そして最近になってアイドリングも落ち着かなくなってきたように感じます。少し前に相談した場所では、『そんな回転数まで回します??』と的外れな答えしか得られず、すっきりしない状態が続いています。何か手立てはありませんでしょうか。 と、アルファGTV V6 3.0L にお乗りのお客様からご相談がありました。 平成13年式 GF-916C1 V6 3.0 6MT 走行距離 … [Read more...] about エアフロ交換でアルファサウンドは蘇るか(アルファGTV V6 3.0 GF-916C1 )
なぜホイールバランスだけで振動が解消しないのか?(RFVとユニフォーミティ)
新車装着のメーカー純正タイヤホイールが原因で振動を発生することはほとんどありません。 多くの場合、アフターマーケットでその現象が問題になっています。 ホイールバランス(重量バランス)を何度調整しても、高速走行時の振動が解消しない経験はありませんか?そのほとんどがタイヤやホイールに原因があるといわれています。 平成30年式 DA17V … [Read more...] about なぜホイールバランスだけで振動が解消しないのか?(RFVとユニフォーミティ)
セレスピード警告灯点灯の理由は?(アルファ 147, 156)
3月中に満開になった染井吉野は、荒れた天候がなかったおかげで大変ボリュームのある見応えのあるものでした。 そんな季節の変わり目、人間の体調管理が難しいのと同様、自動車の不調も出やすいのかもしれません。 セレスピード(アルファロメオのセミオートマチック)の警告灯が点灯したとの連絡を受け、同日に2台診断いたしました。2台とも長年拝見しているアルファロメオで、バルブタイミングのチューニングを施してからはエンジンは大変好調です。不調に陥ることの多いセレスピードがいままで好調を保っていたことの方が奇跡なのかもしれません。 まず1台目は、 アルファ156 平成13年式 GF-932A2 2.0TS selespeed 走行距離 … [Read more...] about セレスピード警告灯点灯の理由は?(アルファ 147, 156)
ホンダ モンキー Z50M エンジン吹け上がり不良 ~ポイント式点火装置を考える~
3月の繁忙期に入る直前、アイドリングは続くがアクセルに反応がほとんどないという初代モンキーZ50Mをお預かりしました。 アクセルグリップを捻ると、力なくエンジンがストールしてしまう様子は、キャブレータのメインジェットの詰りのように感じます。 簡単に分解できるキャブレータのフロート室を開けて目視で確認しますが、燃料の汚れもジェットの詰りも見られません。 スパークプラグを取り外して先端部分を観察すると、むしろ燃料は過多の様子です。シリンダヘッドにスパークプラグを接地させ、キックする原始的な方法で点火の具合を見る限りでは点火は良さそうに思いました。 燃料、点火が良いとすると残りは圧縮です。 ところが、差動式シリンダリークテスタの指示値は、エンジン圧縮の良好を示します。 排出ガスの燃料過多の臭いを … [Read more...] about ホンダ モンキー Z50M エンジン吹け上がり不良 ~ポイント式点火装置を考える~
メルセデス A180(W169)にブリヂストン レグノ GR-XI を
標準ではコンチネンタルを履くメルセデスA180(W169)に、お客様は静粛性と乗り心地向上の期待からブリヂストン レグノ GR-XIを選ばれました。 平成21年式 DBA-169032 走行距離 74,000km メルセデス承認タイヤではないものを履くことに僕は少し抵抗がありました。一番の懸念は早期摩耗です。 高速道を走行しないことを条件に、市街地走行では硬すぎるコンチネンタルの乗り味を改善したいとのご希望でした。 … [Read more...] about メルセデス A180(W169)にブリヂストン レグノ GR-XI を
世界に誇る本格スポーツカーに触れる(マツダ ロードスター NCEC)
油脂類のメンテナンスでお預かりしたマツダ ロードスターです。 平成26年式 DBA-NCEC LF-VE 6MT 走行距離 … [Read more...] about 世界に誇る本格スポーツカーに触れる(マツダ ロードスター NCEC)
リアアクスルシャフト オイル漏れ オイルシール交換(V-JA11V改 スズキ ジムニー)
24ヶ月点検でお預かりしてますスズキ ジムニーは、年式相応の劣化が見られました。 平成7年式 V-JA11V改 F6Aターボ 5MT 走行距離 … [Read more...] about リアアクスルシャフト オイル漏れ オイルシール交換(V-JA11V改 スズキ ジムニー)
作業環境と労働安全衛生を考える ~鈑金塗装併設から4か月を経て~
約5キロほど離れた鈑金塗装の事業所が諸事情で閉鎖となり、40年以上の長きに渡り作業に従事してこられた古手の職人と一緒に仕事を開始して4か月が経過しました。 少しずつ作業場の体裁を整え、一番奥の二柱リフト近辺で一連の作業ができるようになりました。 僕が行う自動車整備の作業も種々危険を伴うのですが、鈑金塗装の分野は使用する材料や機器が大きく異なり、現状の把握から問題を抽出し、その対策を考えました。 まず第一に粉塵です。間もなく花粉症の季節で、アレルギー症状が酷くならないためにも早期の対策が必要でした。 「鈑金パテ」と称する、鈑金作業終了後に表面の微妙な凹凸を平滑するための2液硬化型のポリエステルは、カーボンファイバーや熱伝導のためのアルミ顔料が配合され、硬化反応後に行う研削作業でそれらの微粒粉が発生します。 … [Read more...] about 作業環境と労働安全衛生を考える ~鈑金塗装併設から4か月を経て~
なぜ??車検後にラジエーターの亀裂(レガシィ ツーリングワゴン TA-BH5 EJ20ターボ)
「クルマは、買えても飼えないといけませんよね…」 平成14年式 TA-BH5 EJ20ターボ 5MT 走行距離 99,300km 「ちょっと変な例えかもしれませんけど、僕はクルマをペットみたいなものだと思ってます。」 とても印象的なオーナー様の言葉です。 車齢15年、約10万キロ。ターボ加給するエンジンが搭載されるハイパフォーマンスカーは、非常にデリケートです。車検の時期を含めて約1か月、お客様に一旦お返しするなどして各部馴染ませつつ、様子を見ながらメンテナンスを進めてきました。 《参考記事》 レガシィツーリングワゴン10万キロ目前の車検整備(TA-BH5 EJ20ターボ) レガシィツーリングワゴン10万キロ目前の車検整備(その2、TA-BH5 … [Read more...] about なぜ??車検後にラジエーターの亀裂(レガシィ ツーリングワゴン TA-BH5 EJ20ターボ)
犬馬の心(三菱 デリカ スペースギア エンジン始動不能 GH-PD6W)
『昨日は朝夕とも一発始動だったのですが、今朝は0℃近くまで下がったせいか、間を空けて20回弱セル(スターターモーター)を回したように思います。もう諦めようかと思った時にエンジンが掛かったのでそのまま会社まで来ましたが、帰りもかなり心配な状況です。』 平成17年式 GH-PD6W 6G72 4AT 走行距離 … [Read more...] about 犬馬の心(三菱 デリカ スペースギア エンジン始動不能 GH-PD6W)
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