重いウインドウガラスの固定具、そして定滑車も巻枠も樹脂でできた鶴瓶式のウインドウレギュレーターは故障と隣り合わせ。 かつての国産車も同様の構造が多かったのですが、徐々に金属製のパンタグラフ式になり、故障は格段に減りました。 こちらアルファロメオ159のウインドウレギュレーターは、樹脂製の固定具が大きな音と共に粉砕。ウインドガラスはドアパネル内に下がったままになり、オーナー様は、手でガラスを持ち上げ、養生テープでドアサッシュに応急固定されていました。 ドアの内部に組み込まれた臓物は、組み立てのしやすさと製造コスト抑制をものすごく優先しているように見えます。メーカーの利益追求の手法が、自動車を組み立てる労働者環境も含めて、日本国内と諸外国では随分違うのかもしれません。 さて、入庫時から気になっていたク … [Read more...] about 近年の輸入車が儚く感じるワケ ~アルファロメオ159修理の過程で~
燃料ポンプが作動しない原因を調べる(DBA-L175S, ダイハツ ムーヴ)
走行中、徐々にエンジン不調に陥り、ついにストール。再始動不能になったダイハツ ムーヴをお預かりしました。 平成19年式 DBA-L175S KF-VE 4AT 走行距離 … [Read more...] about 燃料ポンプが作動しない原因を調べる(DBA-L175S, ダイハツ ムーヴ)
保護中: 丸山モリブデンがなぜ良く効くのか?(ベースパワー EX250C 検証その後)
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輸入車の劣化とクーラント・エンジンオイルの関係(141AKA フィアット パンダ セレクタ ヒーターコア交換)
昨年と比較すると気温よりも湿度が高く感じた今年の夏。 人の体感と同じく、高温より高湿度がクルマに与える影響が大きいようで、クーラント漏れや電装系のトラブルが多発しました。 エンジン冷却系を巡るクーラントは、定期交換が必須。主成分のエチレングリコールは少々のことでは劣化しませんが、防錆剤を消費するからです。 防錆剤は、経路内壁の露出した金属表面で反応し、防錆皮膜を形成することが役目です。 形成された皮膜は、エンジンの振動などで剥離し、新しい金属表面が露出すると、新たな皮膜をつくります。これを繰り返して防錆剤は消費されていきます。 防錆効果がほとんどなくなったクーラントでも、氷点下で凍結することはありませんが、経路の金属や樹脂を著しく劣化させるのが問題です。クーラント経路の劣化は深刻で、全損相当の損傷に至ってい … [Read more...] about 輸入車の劣化とクーラント・エンジンオイルの関係(141AKA フィアット パンダ セレクタ ヒーターコア交換)
集中豪雨時だけ雨漏りする原因は?(スズキ ラパン CBA-HE22S)
国産車では珍しい雨漏りのご相談です。 いつもお世話になっています。 本日、朝にラパンを発進しようとした際、室内ルームランプ付近からと思われる数滴の飛沫を顔に感じました。 昨日の雨の影響で天井内張り内に水が入ったものと思われます。 室内ルームランプ上部に外装のラジオアンテナがあり、防水性能(パッキン等の劣化?)が低下しているためと考えております。 室内への水漏れなのでやはり早急に修理した方がよいですよね? 平成21年式 CBA-HE22S F6Aターボ CVT 走行距離 … [Read more...] about 集中豪雨時だけ雨漏りする原因は?(スズキ ラパン CBA-HE22S)
各種警告灯点灯の原因にアプローチする(シトロエン C4, ABA-B5NFU, ABS EPS depollution system faulty)
連日の猛暑で特にクルマの電装系のトラブルが多発しています。 シトロエン C4 にお乗りのお客様から連絡が入りました。 いつもお世話になっております。 C4にトラブルが発生しましたのでご相談です。 3日ほど前、走行中に警告音が鳴り、ディスプレイに一瞬、Braking system … [Read more...] about 各種警告灯点灯の原因にアプローチする(シトロエン C4, ABA-B5NFU, ABS EPS depollution system faulty)
ラジエーターのクーラント漏れは突然に(ダイハツ エッセ DBA-L235S)
クーラント漏れ。 特に季節の変わり目は、クルマのトラブルが多発します。 ダイハツ エッセのお客様が、エンジンオイル交換でご来店の際、ボンネット内にわずかにクーラント臭を感じました。臭いの元は、ラジエーターアッパータンクのエンジン側、長さ5センチほどの横一文字に入る白い産毛のような線状痕でした。 平成19年式 DBA-L235S KF-VE 4AT 走行距離 … [Read more...] about ラジエーターのクーラント漏れは突然に(ダイハツ エッセ DBA-L235S)
エンジン不調のスバルR2(CBA-RC1 EN07 エンジン警告灯点灯)
連日の猛暑で電装系のトラブルが多発しています。 その1台、前日まで全く快調だったのが、突然のエンジントラブルになったと連絡が入りました。 スバル R2 平成16年式 CBA-RC1 EN07 CVT … [Read more...] about エンジン不調のスバルR2(CBA-RC1 EN07 エンジン警告灯点灯)
気になるワイパーブレードの錆を目立たなくしてみる
経年変化で気になるクルマの外装。 ヘッドライトの黄ばみは、切削力に優れたコンパウンドで磨いたり、ヘッドライトスチーマのような有機溶剤の蒸気を当てて表面を溶解させると見違えるように綺麗になります(いずれの工法も黄ばんだ層を削る下処理が仕上がりを左右します)。 《参考記事》 黄ばんだヘッドライトをできるだけ綺麗にしてみた 黄ばんだヘッドライトをできるだけ綺麗にしてみた(その2) ヘッドライトの劣化に続いてご相談を受けることが多いのが、ワイパーブレードの褪色と錆です。 屋外の環境に晒されて、このように赤錆まで浮くと、車全体が古びて見えてしまいます。 新品供給が安価なら交換が最適です。しかし、新品が高価だったり供給が終了している場合は、綺麗な補修技術が求められます。 塗装用のHVLP(High … [Read more...] about 気になるワイパーブレードの錆を目立たなくしてみる
黄ばんだヘッドライトをできるだけ綺麗にしてみた(その2)
前回の記事をご覧になった懇意の同業者様が、「ほんとに簡単に綺麗になりますから、是非一度試してみてください。」とお貸しくださいましたのは、僕も気になっていた『ヘッドライトスチーマー』です。 ヘッドライトのレンズの素材が、ガラスから樹脂(ポリカーボネート)主流になり、経年で黄ばみが現れます。ヘッドライトが茶黄色に曇っていると、クルマ全体がとても古く見えてしまいます。 曇りは、主に紫外線による樹脂の黄変。これを簡単に綺麗に蘇らせると謳うヘッドライトスチーマーを検証してみました。 注)樹脂レンズ内部に亀裂が深く進行したものや、内側から白く曇るものは、思ったような改善が得られないことがあります。 キットの内容は、市販のホットドリンクウォーマーに、2種の付属ノズル。電源を供給するACアダプターとシガーライターソケット … [Read more...] about 黄ばんだヘッドライトをできるだけ綺麗にしてみた(その2)
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