新車からお乗りのアルファロメオ147GTA。メンテナンスは基本的に正規販社で継続実施されていました。 ご縁あって数年前からエンジンオイル交換を承っています。 3.2リットルという大排気量のエンジンには、アルファロメオ純正のエンジンオイル、『Racing』という名のセレニアブランドSAE 10W60が指定されています。僕は、同一SAE粘度で、MOTULの『RB26DETT』(という大胆な名称のスカイラインGT-R専用品)をご用意しました。 エステル系エンジンオイル特有の甘い香りのMOTUL RB26DETT。交換直後は、雑音が消えて上品なエンジン音になる印象と、エンジンフィーリングの良さから何度もリピートいただいてます。 平成14年式 GH-937AXL V6 3.2L GTA 6speedM/T … [Read more...] about アルファロメオ147GTAに確かな足回りを(GH-937AXL V6 3.2L 6MT)
イタリア本国仕様の車高が正しい理由(アルファ156 2.0TS selespeed ロワーアーム交換)
日本国内でヒットセールスだったアルファロメオ156は、イタリア本国仕様の車高よりも低い仕立てで日本に正規輸入されていました。 イタリア本国ではいたって凡庸なセダンに、インポーターが、低いフォルムと敏感すぎるハンドリングを与えた理由は、異国のセダンにスポーツ色のイメージを持たせたかったからかもしれません。 バンプ側(縮み側)に余裕のないローダウンされたサスペンションは、少々強めの入力で簡単に底突きしてしまいます。特にカーブ途中の外側輪などは、もうほとんど縮み切っているので、路面の凸部を通過するとサスペンションが底を突いて動かなくなり、コントロールを失って大変怖い思いをします。 だから、そうならない程々の速度でしか走れない、本当の「スポーツ」とは言えない仕様なのです。 約5年前、本当のスポーツ走行をご存じのお客様は、 … [Read more...] about イタリア本国仕様の車高が正しい理由(アルファ156 2.0TS selespeed ロワーアーム交換)
水温高すぎ!?スズキ軽自動車の冷却系整備について(K6Aエンジン車)
クーラント交換が車検毎のスズキ アルト 平成16年式 CBA-HA24S K6A 3AT 走行距離 … [Read more...] about 水温高すぎ!?スズキ軽自動車の冷却系整備について(K6Aエンジン車)
入手困難な並行輸入車の部品を手に入れる(フィアット 3rd パンダ エンジン警告灯点灯)
車検整備(継続検査)でお預かりのフィアットパンダは、正規輸入ではないモデルです。 平成26年式 -13909- 169A4000 5MT 走行距離 50,000km 2年前の車検では、近年厳しくなったヘッドライト検査に対応するため、左側通行帯用ヘッドライトに交換しました。 新型 フィアット パンダ ~専門店の並行車 車検に備える~(FIAT Panda FIRE 1.2 8V ) 新型 フィアット パンダ ~専門店の並行車 車検に備える~(その2、FIAT Panda FIRE 1.2 8V … [Read more...] about 入手困難な並行輸入車の部品を手に入れる(フィアット 3rd パンダ エンジン警告灯点灯)
近年の輸入車が儚く感じるワケ ~アルファロメオ159修理の過程で~
重いウインドウガラスの固定具、そして定滑車も巻枠も樹脂でできた鶴瓶式のウインドウレギュレーターは故障と隣り合わせ。 かつての国産車も同様の構造が多かったのですが、徐々に金属製のパンタグラフ式になり、故障は格段に減りました。 こちらアルファロメオ159のウインドウレギュレーターは、樹脂製の固定具が大きな音と共に粉砕。ウインドガラスはドアパネル内に下がったままになり、オーナー様は、手でガラスを持ち上げ、養生テープでドアサッシュに応急固定されていました。 ドアの内部に組み込まれた臓物は、組み立てのしやすさと製造コスト抑制をものすごく優先しているように見えます。メーカーの利益追求の手法が、自動車を組み立てる労働者環境も含めて、日本国内と諸外国では随分違うのかもしれません。 さて、入庫時から気になっていたク … [Read more...] about 近年の輸入車が儚く感じるワケ ~アルファロメオ159修理の過程で~
燃料ポンプが作動しない原因を調べる(DBA-L175S, ダイハツ ムーヴ)
走行中、徐々にエンジン不調に陥り、ついにストール。再始動不能になったダイハツ ムーヴをお預かりしました。 平成19年式 DBA-L175S KF-VE 4AT 走行距離 … [Read more...] about 燃料ポンプが作動しない原因を調べる(DBA-L175S, ダイハツ ムーヴ)
保護中: 丸山モリブデンがなぜ良く効くのか?(ベースパワー EX250C 検証その後)
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輸入車の劣化とクーラント・エンジンオイルの関係(141AKA フィアット パンダ セレクタ ヒーターコア交換)
昨年と比較すると気温よりも湿度が高く感じた今年の夏。 人の体感と同じく、高温より高湿度がクルマに与える影響が大きいようで、クーラント漏れや電装系のトラブルが多発しました。 エンジン冷却系を巡るクーラントは、定期交換が必須。主成分のエチレングリコールは少々のことでは劣化しませんが、防錆剤を消費するからです。 防錆剤は、経路内壁の露出した金属表面で反応し、防錆皮膜を形成することが役目です。 形成された皮膜は、エンジンの振動などで剥離し、新しい金属表面が露出すると、新たな皮膜をつくります。これを繰り返して防錆剤は消費されていきます。 防錆効果がほとんどなくなったクーラントでも、氷点下で凍結することはありませんが、経路の金属や樹脂を著しく劣化させるのが問題です。クーラント経路の劣化は深刻で、全損相当の損傷に至ってい … [Read more...] about 輸入車の劣化とクーラント・エンジンオイルの関係(141AKA フィアット パンダ セレクタ ヒーターコア交換)
集中豪雨時だけ雨漏りする原因は?(スズキ ラパン CBA-HE22S)
国産車では珍しい雨漏りのご相談です。 いつもお世話になっています。 本日、朝にラパンを発進しようとした際、室内ルームランプ付近からと思われる数滴の飛沫を顔に感じました。 昨日の雨の影響で天井内張り内に水が入ったものと思われます。 室内ルームランプ上部に外装のラジオアンテナがあり、防水性能(パッキン等の劣化?)が低下しているためと考えております。 室内への水漏れなのでやはり早急に修理した方がよいですよね? 平成21年式 CBA-HE22S F6Aターボ CVT 走行距離 … [Read more...] about 集中豪雨時だけ雨漏りする原因は?(スズキ ラパン CBA-HE22S)
各種警告灯点灯の原因にアプローチする(シトロエン C4, ABA-B5NFU, ABS EPS depollution system faulty)
連日の猛暑で特にクルマの電装系のトラブルが多発しています。 シトロエン C4 にお乗りのお客様から連絡が入りました。 いつもお世話になっております。 C4にトラブルが発生しましたのでご相談です。 3日ほど前、走行中に警告音が鳴り、ディスプレイに一瞬、Braking system … [Read more...] about 各種警告灯点灯の原因にアプローチする(シトロエン C4, ABA-B5NFU, ABS EPS depollution system faulty)
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