ミニキャブバン中古車の整備です。
平成12年式 U61V 走行距離42,000km。
オイルポンプオイルシールからのオイル滲みとサーモスタットハウジング付近からのLLC滲みがありましたので、タイミングベルト&ウォーターポンプその他オイルシール類の交換を併せて実施しました。
3G83はオイルポンプがオイルパンとつながっていません。このオイルポンプハウジングのパッキンもよく漏れを起こすのでこういう時に交換しておくのがいいかと思います。
特に難儀する箇所はありませんのでサクサクと作業を進めていき、エンジン始動!
ところが、ファーストアイドルがあまりあがりません。入庫時も若干始動性が悪いのと、ファーストアイドルが低いのは気になっていました。
暖機が進み、エンジンを止めて再始動しますと、アイドリングが続かずエンストします。どうやらISCが作動不良を起こしているようです。とりあえずスロットルボデー内のISCVへ向かうポートへコンディショナーを注入します。
今回はこれで症状は完治しました。簡単でよかったです。この車両はオイル管理が非常に悪く、ブローバイガスに混じったエンジンオイルが悪影響を及ぼしたのではないかと思います。
狸おやじ says
ISCへコンディショナーでOKなんですか?あちらこちらの資料ではISCの樹脂部品が溶けるからNGだと。もしくは大丈夫なクリーナーがあるのでしょうか。
ついでにEGRからのすす(私の場合 4G93)+オイルの蒸気というのが、最悪のようですね。オイルはまめに管理しています。オイルキャッチタンク(PCV側)もつけました。スラッジがつくのが何より怖い、燃費改善より、修理代怖いという感じです。
たけし says
狸おやじさん、こんにちは。
当方使用しているコンディショナーは日産部品PITWORKのEGI車用として販売されているものです。洗浄力はキャブレータ用と比較すると弱いのですが、ご指摘のISCV本体へのダメージを考えての選択です。
悪いオイルは各部に悪影響を及ぼします。たまには長距離運転も大切かと思います。(エンジンオイル内水分除去のため)