「以前から気になっていたんだけど、排気漏れのような音がするので見て欲しい。」ということで入庫した
スズキ エブリィ ワゴン 平成14年式 DA62W 4AT K6Aターボ 走行6万キロ。
以前にも年式は違いますが、ターボのエブリィで排気漏れの修理をしました。
新しいエブリィはターボ車でも排気漏れは今まで経験がなかったのですが、実際に空ぶかしして、症状を確認すると確かに排気漏れのような音がします。
走行してみると、負荷が掛かったときに音が顕著にでるようですので、やはりお客様がおっしゃるとおり排気漏れかな?ということで、エキマニのボルトの緩みを点検することにしました。
音はエンジン本体やや前方から聞こえます。
このエンジン、エキマニのボルトを確認するためには、エンジンマウント、ウォーターホース各部、遮熱板を取る必要があります。
ところが、どのボルトもナットも脱落どころか、緩みもありません。
エキマニ上部にはまだ遮熱カバーが被さったままで、それを取ってエキマニのクラック等を確認するには、マニホールドをターボがついた状態で外さないといけないようです。
見える範囲では、排気漏れのような跡が全く見当たりませんので、ここで分解をやめて、すこし冷静に考えることにしました。
ふと、ファンベルトを見ると、傷みがひどいのです。テンショナープーリーに背面掛けされてるので、寿命もやや短いのですが…
異音修理の前にベルトを交換することにしました。
そして作業を終えて、エンジンスタート!
ブォーン。
あれ?
ブォーン、ブォーン、ブォーーーーーン!!!
あれ?
異音がなくなってます…
単にベルトの劣化だったのですね…
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