以前から少し気になっていた走行中ブレーキを踏んだときのハンドルとブレーキペダルの振動がひどくなったので直して欲しい。というので入庫したのは
スバル レガシィGT BP5 4WD5MT 走行距離37,000km。
いわゆるブレーキのジャダーですね。
一時期100系マークⅡ三兄弟にも多発して、かなりひどい症状なのにオーナーさんが気づいていないということがよくありました。
ダイヤルゲージで振れを測定すると0.2mm前後というのがほとんどですので研磨で対応しても構わないと思います。
ディスクローターがひずむ原因は、鋳造時の残留応力がブレーキング時の熱で表面化すると思っているんですが、どうなんでしょうか?
研磨後、再発したという例は今のところ聞いていませんので、材料の応力が抜けているという見方でいいんじゃないかと思います。
今回のレガシィは、ディスクローターの振れが左右とも0.18mmでした。
研磨でも対応できそうだったのですが、オーナー様の要望もありディスクローター交換で対応することになりました。
GTという上位機種ですから、ディスクローター、キャリパーとも半端でない大きさです。ハブフランジ面の浮き錆を丁寧に除去して新品のディスクローターとパッドを組み込み試運転。
滑らかなブレーキタッチになり戦闘機らしい(?)安心感が蘇りました。
調べると定番トラブルのようで高年式のものは対策がされているとの噂も聞きました。補給部品は製造時の対策がされていることと思います。