車検をしてから時々アイドリングが不安定になってエンストするときがあるので、診て欲しい。と入庫したのは
平成7年式 三菱 ミニカ H31A 3G83キャブレータ FF3AT 走行距離75,000km。
確かに車検でお預かりしたときには、キャブレータの清掃、調整は行いましたが、エンストに至るような不安定な状態にはなりませんでした。
早速症状の確認に入ります。
まず、スパークプラグは綺麗に焼けていました。問題ないでしょう。
エンジンを始動します。
試運転を繰り返しますが、エンストに至るような不安定な状態にはなりません。
工場に戻って、キャブレータの動作をチェックします。
時々おかしくなるということでしたので、アイドルアップ関係を調べることにしました。
エアコンのアイドルアップと、ヘッドライト&ブロワーファン&ラジエータファン駆動時アイドルアップは別のソレノイド(VSV)で行われています。
まず、エアコンON
問題なくアイドルアップ、エアコンを切ると正常に回転が下がりました。
次にヘッドライトON
ん?
ぶるぶるとエンジンが振れだしました。まったくアイドルアップされていないようです。
車検の時にはもちろんこの部分の動作確認をしておりましたので、運が悪いとしか言いようがありません。
詳細に調べてていきます。
まずソレノイド(VSV)。
ヘッドライトをオンにしても作動音がしません。
ソレノイドの電源は異常ありませんのでソレノイドの不良に間違いなさそうです。
念のためアクチュエータのダイアフラム気密点検も行いました。
すぐに部品がありませんでしたので、デンソー製の代替品を取り付けて試運転しました。
あらゆる負荷を掛けても不安定にならないことを確認、新品の部品が到着次第取替て納車しました。
ちなみに、壊れたのは三○電機製。