時々オレンジ色のランプがつくので診てほしい。ということで入庫した
平成13年式 スズキ ワゴンR GF-MC22S 走行距離33,000km。
の前回記事『スズキ ワゴンR エンジンチェックランプ時々点灯(その2、GF-MC22S K6A)』続きです。
ダイアグコード17:ノックセンサー系統
と出た診断結果ですが、センサー不良の可能性は高いですが断定できません。もうしばらく症状を確認することにしました。
冷間時、頻繁に点いたり消えたりしていたエンジンチェックランプが、完全暖機後はほとんど点かなくなるということがわかりました。お客様の自宅と工場が近かったのでわかりにくかったんですね。
単体の点検でもしてみようと、特殊な工具をあてがって外したセンサーをサーキットテスターで調べますが、特に断線や短絡している様子ではありません。
ECUまでの配線も点検しましたが、無理がかかっている場所や断線・短絡などもなく、この時点ではノックセンサーかエンジンコンピュータかどちらが悪いのかなという曖昧な状態でした。
悩んでばかりもいられませんので、ノックセンサーを取り寄せることにしました。
結局、新品のセンサーを組み付けると完治して、何も面白くない故障事例だったのですが、新品と故障品の抵抗値はほぼ同じでどういう故障だったのかわからないのです。
今回は比較的安価な部品でしたので気にせずに注文しましたが、高価な部品だったらと考えると、故障箇所を特定するのにてこずったろうなと思います。
センサーのラベルにスリーダイヤの印字がありました。前回のKV4サンバーの故障したクランク角センサーも同メーカーでした。