平成15年式 マツダ デミオ LA-DY5W FF4AT 走行距離15,000km。
車検で入庫しました。この年式のマツダ車は、まるで輸入車を整備しているようです。
例えばブレーキのブリーダプラグのボルトサイズ。六角対面幅はフロントが9mmでリアが7mm。一般的な国産車は10mmもしくは8mmです。
そうそう、リアのブレーキドラムを外すのにバックプレート裏の4本のボルトを解いてスピンドルごと外すんですよ。
ん?ハブキャップがずいぶん傷んでいます。
このお車は前回、ディーラーではない他工場で車検しています。キャップを外して中にあるロックナットの確認をしました。このロックナットは一度解くと再使用は不可なばかりでなく、特殊な締め付け方法を守らないとベアリングを破損させるおそれがあるそうです。
確認の結果触った形跡はないのでホッとしました。ドラムを外した形跡もないので、前回の車検はブレーキの確認はしていないようですね。けど記録簿にはチェックが付いていました…
さて、ドラムブレーキを分解し、ホイールシリンダのオーバーホールをします。今回のカップキットには樹脂製のカップロケットが付属してきました。シリンダピストンに特殊な形状が作りこまれていましたので、カップを組み込むときに傷が付くのでしょう。
僕は、実は初めてカップロケットを使ったんですが、思いのほか使い心地がいいので、他のサイズも欲しくなりました。