停車中にABS, VSC, TRC OFF, ブレーキの4つの警告灯が点灯するときがあると入庫したのは、
平成11年式 トヨタ クラウン アスリート JZS175 2JZ-FSE 83,000km。
症状を確認するために試乗しました。
確かに停車中にお客さまの仰る4つの警告灯が点灯するときがあります。しかし、走行中は点くことはありません。
もうひとつ気になったのはATのPレンジからのシフトができないことがあるのです。お客様にお伺いすると、警告灯が頻繁に点灯するようになってからはシフトロック解除ボタンを押してセレクタレバーを動かしていたとのことでした。
とりあえず、ダイアグコードを呼び出します。
OBDIIコネクタの指定の箇所を短絡させます。ABSの故障コードは46と出ました。ディーラーに確認すると、「マスターシリンダ内圧異常」らしいです。
内圧異常???マスターシリンダがだめなんでしょうか?
もう一度現車に戻って、ブレーキペダルを踏んでいると、シフトロックのソレノイドがチャタリングを起こしました!そして、ふと車体後部を映す鏡を見ると、ブレーキランプが点灯してません。
ストップランプスイッチが不良なんですね。
だからABSコンピュータはブレーキを踏んでいないのにマスターの内圧が上がるから異常だというんですね。
簡単な部品の交換で直ってお客様には喜んいただきました。