上り坂など負荷の大きな場面でクラッチが滑るという症状のダイハツ ハイゼットトラック
平成7年式 V-S100P EF 5MT 走行距離 120,000km
入庫時に鼻を突く硫黄臭は間違いなくギアオイルです。リフトアップして確認しますとトランスミッションとエンジンの境界から著しくミッションギアオイルの滲み出た痕跡があります。
トランスミッション前端からのオイル漏れは、ほとんどの場合、メインドライブシャフトの中心のオイルシールからです。
メインドライブシャフトに伝うミッションギアオイルは、遠心力でクラッチ機構全体を湿らせますから、クラッチ摩擦材の残量にかかわらず滑りが発生するでしょう。
この形式のトランスミッションは、メインドライブシャフトのオイルシールはミッションケース内側に配置されています。従いまして、そのシール交換のためにはトランスミッションをほとんど分解しないといけません。
以前は同様の修理の際、S200系のトランスミッションの後部、スピードメータードリブンがあるケースを移植する方法で対処していましたが、すでにS200系のマニュアルトランスミッションは稀少で高価な年代になり、ミッションケース分解作業と費用的に同等以上となりましたので、今回は分解修理を選択しました。
リフトを長時間占有できない事情で、代替中古ミッションも用意しました。
まずはシフトセレクタ部から分解します。
《続く》
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