冬季にスタッドレスタイヤに換装する車両の多くは、他シーズンで使用しているものと別種のホイールを使用していることがほとんどでしょう。
冒頭の写真はスタッドレスタイヤ用に装着されていたアルミホイールの取付面です。ホイールナット取付穴より内側は、車両側の取付面に接しておらず、空間があるタイプでした。そして、そのホイールが装着されて冬季を過ごすと、車両側はご覧の浮き錆です。
これを丁寧に清掃します。
次に装着するサマータイヤ用の取付面は、ご覧のとおりホイールナット裏側はぴったりと車両に張り付く形状です。ここに浮き錆があると密着不良の懸念が払拭できません。
ホイール側もアルミを傷つけないよう真鍮ブラシで清掃します。
最後にホイールバランスです。
高速道を走行中にステアリングに小刻みなブレを感じるハイウェイシミー。ほとんどの場合タイヤ・ホイールに起因します。原因と思う箇所を一つずつ消去する手順が近道と思います。
はがくれE says
タイヤの入れ替えやバランス取りという、目に見えて変化がわかりやすい作業が重視されがちですが、やはり、こういう一見地味に消える作業がかなり重要だと思いますし、他の作業の場面でも言えることではないかと思っています。
たけし says
はがくれEさん
いつもありがとうございます。
特に高速走行時の微振動は、原因の特定が難しいと思います。タイヤそのものや、その組み付け方が原因の場合もありますが、こちらの記事のような箇所も懸念を一つでも取り去るには必要な仕事だと思います。
ホイールのビード密着部の清掃も大切かもしれませんね。