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プリント基板に見るハンダの変化(E-GC35 日産 ローレル 時々エンスト)

時々エンストすることがあると入庫した日産ローレル。

平成10年式 E-GC35 RB25DE 4AT 走行距離 128,000km

G-scanのデータモニターでは、アイドリング時にO2センサーが常にリッチを示していて、異常な状態でした。

もちろんO2センサーそのものの故障も可能性としてありますが、エアフロセンサーのコネクタを揺さぶると、エアフロ出力に変化が見られましたから、原因はこちらの可能性が高いと思います。揺動を繰り返すと、エンジンストールの症状も再現できました。そして、コネクタ部分の接触不良などがないことを確認し、良品リサイクルパーツと交換して、症状は完治。

問題のあったエアフロメーターの蓋を開けてみました。

シリコンコーキングを取り去ると、比較的簡単に内部が現れます。2階建て構造になっているプリント基板の下側は、表面実装で樹脂コートされていますが、上層基盤は写真にあるようにハンダ部のフラックス(と思います)が茶色く変質しています。

手ハンダなど、別工程で施されたハンダ部の経年状態は、よく似たものを目にします。古いハンダを吸い取り、再ハンダすると改善することがありますから、部品調達に苦慮する場合は試してみる価値が十分あると思います。

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