平面的な外装意匠に幌。
シャシーコンポーネントは VW type1とほぼ共通の type181 が入庫しました。リアのフードを開放すると、余裕たっぷりに収納される空冷水平対向4気筒エンジン。
今回のご依頼は、ディストリビュータのポイントレスキット取付です。
コンタクトブレーカポイントを使用した点火装置や、キャブレータ式燃料供給装置。目の前に機械が動く理屈があるというのは一種の安心。電子制御が進んだ現代の自動車では感じにくいものです。
社外品のアフターパーツが豊富な空冷フラット4ゆえ、オリジナルからの変化が著しい個体が多く、シンプルな構造に反して、不調の原因特定が難しい場合があります。
こちらの181は、クランクプーリーに刻まれた1番シリンダTDCがでたらめでした。
ボンネットフード内に収まる燃料タンクと、運転席前にある見慣れない装置は「燃焼ヒーター」だそうです。
現在は稼動しないそうですが、ガソリンを燃料にした燃焼ヒーターって何だか怖くないですか?しかも燃料タンクはすぐそばです…