まだ数十キロしか走行していない新車のスバル レヴォーグ。下回り防錆塗装のご依頼がありました。
平成27年式 DBA-VM4 FB16 CVT
お客様は融雪剤(塩化カルシウム:Calcium chloride)の影響が懸念されるご使用状況で、前車は融雪剤による下回り各部の腐食が理由でお乗換えを決断されました。
もし、融雪剤の影響がほとんどない地域でご使用されていた場合、まだあと4年は特別な費用が掛からずに乗り続けられていた年式・走行距離でしたから、今回は、お乗換え直後の新車時から入念な防錆処置を施して、腐食進行の抑制に期待をかけます。
使用する塗料は三菱ふそうのネオアクアコート(クリア)。真っ黒の塗料で処理することも悪くはないのですが、近年の自動車には各色の識別ペイントや、細かな印字ラベルの貼付などがありますので、できればオリジナルの色彩や文字を認識できるようにしたいと思います。
樹脂製のアンダーパネルで覆われているレヴォーグですが、塗装のために一旦全てを離脱します。
各部、部品色を損なうことなく綺麗な艶のある防錆処理が完成しました。
完成して、足回り整備の兄弟車とツーショット。
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はがくれE says
下回り防錆は重要だと思っていますが、関東に住んでいると忘れがちになってしまいます。
何かしらの作業で上げた時、うっすらサビが出てるのを見ると思い出すことの繰り返しで、学習能力がありません。
クリアータイプはいいと思いました。黒だと、ブーツやその他ゴム類の劣化なのか、ただ単なる塗装の剥がれなのかのわかりにくく、判断に困る時が多いです。
たけし says
はがくれEさん
いつもありがとうございます。
京都でも市内市街地でご使用されるお車への施工はほとんどしません。防錆塗装を施していてもやはり下回りの洗浄は大切で、粘性の高い塩化カルシウムは高圧スチーム洗浄が特に効果的と思います。
部分的にはクリアー以外も使用していますが、おっしゃる通り黒の塗料は劣化判別の妨げになることがありますね。クリアーであってもゴム類には塗料が付着しないように配慮しています。