人間の体調と同じように、自動車にとっても季節の変わり目は注意が必要です。
特に寒暖差が大きくなる初秋~晩秋にかけて、過酷な真夏を乗り切った各部の疲労は、膨張収縮の増大で表面化することが多いように感じます。
車検整備でお預かりしているダイハツ タント L350S のドライブシャフトのインナー側ダストブーツは、前回の点検時には問題ありませんでしたが、今回は完全に分離していて内部のグリースが辺りに飛散していました。
インナー側のブーツ交換は比較的大掛かりな分解を伴いますが、分割ブーツの寸法一覧から適合しそうなものをチョイスして、簡易補修をしました。
チャージランプが点いたままになった三菱ミニキャブバン U61V。オルタネータに内臓されるICレギュレータの半導体素子の故障でしょうか。
優良リビルト品を手配して交換します。
走行中、段差を通過するときに酷い打音がするようになったというホンダ ライフ JB1は、ステアリングラック内部でラックギアが大きくがたつき、ラックチューブに完全に接触するほどになっていました。
ラックブーツを取り外すと、粉々になった無数の樹脂部品が落下しました。
先日のパンダ 141AKA のラジエータ液漏れも、
エンジン警告灯点灯したダイハツ タントのO2センサー プレヒーター断線も
そして、本日最後に不調を伺ったスズキエブリィ DA64V。
時々加速不良になるのは、カムポジションセンサーの不調が可能性として高いと思います。
近日の入庫車両の故障や不調は、熱負荷や温度差に影響され易そうな原因箇所が目立ちます。