タイヤを新調するとき、ホイールへの組み付けは、一般的に「軽点」と言われるタイヤの一番軽い位置(黄色いペイントマーク)を、エアバルブの位置に合わせる慣習があります。
エアバルブの重さとタイヤの軽い位置を合わせることで重量相殺を狙った方法ですが、組み付け後、ホイールバランサに掛けて重量バランスを調整するのですから、それほど意味のある手法とは思いません。
さて、あなたはご存知かもしれませんが、新車装着のタイヤは「RFVマーク(Radial Force Variation)」と言われる赤い点をホイール側に刻印された白や青に合わせる方法が採られています。
タイヤの赤い点は最も剛性の高い点。一方、ホイールの白もしくは青い点は最も半径の小さい点(ローポイントマーク)。
その2つのマークを合わせることは、(荷重の掛かった)タイヤが最も円滑に転がる組み方だと、僕は理解しています。
純正スチールホイールには消えにくいローポイントマークがあります。タイヤにはRFVマークの無いものもありますが、このように双方にマークがある場合、それに従って組み付けると、ホイールバランサに掛けて無荷重で回すときでも、真円度に優れた組み方だなと実感するのです。そして、結果的にバランスウエイトが少なくなる場合が多いように感じます。
はがくれE says
きのう、ちょうど新車から初めてタイヤ交換するMH23SワゴンRがユニフォミティマッチングだったので、同じように組んでみようかと思いました。
しかし、タイヤはBSのNEXTRYにしたんですが、ユニフォミティマークがなく諦めました。
たけし says
はがくれEさん
コメントありがとうございます。
BSはユニフォミティマークの無いものがほとんどでしょうか。それほどユニフォミティに優れたタイヤだと考えています。海外ブランドのタイヤで軽点もユニフォミティマークもないものを見かけますが、実際組んでみて疑問に思うこともあります。
はがくれE says
そう言われてみれば、ピレリとかなかったような……
数こなしてるタイヤ屋さんとかで、そのへんを意識している人がいればいいのですが……なかなか近くではいませんでした。
ウエイトをたくさん付けて数字上合っていればいいといえばいいんでしょうけど、もともとの回転を、ウエイトでなんとか帳尻合わせてるだけだと思うので、できるだけ少ない方がいいんじゃないか?とは思っています。
あとは、中長期的に経過をみて、減り具合の差や試乗した時にどう感じるかでいろいろ変えていくしかないのかな?とも思ってしまします。
たけし says
ミシュランもマークありませんね。
ユニフォミティも大切ですが、おっしゃるとおりバランスウエイトも重要だと思います。わずか10g~15gのバランスウエイト調整でバイブレーションが収束した例もありました。