下回り防錆塗装とスパークプラグ交換でお預かりしました三菱デリカスペースギア
平成17年式 GH-PD6W 6G72 4AT 走行距離 107,000km
防錆塗装の前にスチーム洗浄をします。高圧の水流を当てますのでまずは洗浄可能か目視点検。右フロントドライブシャフトのインナージョイントのダストブーツに大きな亀裂が生じていて、内部グリースが辺りに飛散していました。
もちろんスチーム洗浄ができませんので、補修作業から始めます。
インナー側ジョイントの設定の多いスピージー（分割ブーツ）で簡単補修。
分割ブーツにも幾種類かありますが、インナー側の設定が多いことと、接着剤が不要の特殊な構造を採用しているスピージーが作業性に優れていて仕上がりに作業者の熟練差が出にくいと思います。
せっかくリフトアップしましたので各部点検。リアのサスペンションコイルスプリング（社外）が不適切な装着状態でしたので、修正します。
スプリングの終端（赤矢印）は写真の左側のストッパーの位置でないといけません。ショックアブソーバの下端、スタビリンクのボディ側を離脱してデフホーシングを下に下げ、スプリングを一旦取り外します。
不適切な位置は車高に影響します。特にリアがリジッドアクスルの場合、左右に大きくズレる場合がありますので注意が必要です。
長さ調整式のラテラルロッドを装着されていますので、接地させてから微調整します。
次回『スパークプラグ交換の難易度(三菱 デリカスペースギア GH-PD6W)』に続く。