24ヶ月点検と継続検査代行(車検整備)でお預かりしているスズキ エブリィは、少し走行するとブレーキから鳴きが発生するとのことです。
平成16年式 GH-DA62W K6A 4AT 走行距離 65,000km
ディスクローターに付いたブレーキパッド摺動痕を観察すると、深い同心の傷が無数についています。装着されていたパッドは有名国産サプライヤの社外品でした。もちろんスズキ純正を取り寄せます。
紫に塗装されたスズキ純正(アイシン製)は、摺動面に「焼き」が入っているような痕が見られます。
データ収集のためロービームでヘッドライト調整。
6月の閑散期でも軽自動車の車検コースは混雑が止みません。
車検場往復の20kmの道程で、鳴きが発生しないことを確認しました。
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左灯:左方0.7cm(○) 下方8.7cm(○) 185hcd
右灯:左方6.3cm(○) 下方9.3cm(○) 148hcd
自社テスターの調整値は、左右方向0cm、下方6cm。
合格範囲は左右にそれぞれ27cm、下方2cm~15cmの範囲です(いずれも車両前方10mの照射位置での計測値)。
フレンズ says
H14年式 LA-MF21S MRワゴン 走行距離 99,600km
屋外駐車のためレンズ表面のスリキズ、黄ばみが多く・・
レンズを磨いてから調整しましたが、リフレクターの曇りからか、
カットオフラインが非常に不鮮明で、鮮明な位置を狙って調整後、
検査に臨みましたが全自動テスターでは上向きと判断されてしまいました。
左灯:左方2.5cm(○) 上方0.5cm(×) 125hcd
右灯:左方4.8cm(○) 上方0.6cm(×) 133hcd
自社のテスターのスクリーンではOKと判断できる範囲ですが・・
検査事務所の職員専用ドアをスクリーン代わりにして薄く印をつけ下向きに調整。
再検査で合格判定を貰いましたが、不鮮明なものは調整にさじ加減も必要ですね・・
たけし says
フレンズさん
いつも情報提供ありがとうございます。大変参考になります。
カットオフラインが不鮮明になるヘッドライトはとても苦労しますよね。不合格率が急に高くなりますよね。ご苦労お察しいたします。
どうもテスターメーカーによってカットオフライン判定の基準(光度の閾値)がちがうように感じています。
すれ違い用前照灯試験移行まであと僅かですね。当方、京都の自動車整備振興会の方は近々勉強会を開催くださるそうです。