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タイヤ&ホイール不均衡の是正(アルファロメオ 156 ホイールバランス調整)


実は、ハイウェイシミー(高速走行時微振動)のほとんどがタイヤ&ホイールのアンバランスに起因しています。タイヤショップを渡り歩いてホイールバランス調整をし直してもハンドルブレが解消しないのは計測基準がそもそも間違っているからかもしれません。

通常、ホイールの中心穴にコーン状のアタッチメントを宛がってホイールバランサーに装着します。中心穴に腺接触して固定する方法は、中心穴がホイールと同心であることが条件ですが、まれに違うものがあります。コーンアタッチメントは作業性が良いのですが、中心穴が同心でないものに対してはホイールナット(ホイールボルト)取付穴を利用した別のアタッチメントに装着するなどの気配りが必要でしょう。

さて、アルファロメオ純正のUSEDホイール内側にはたくさんのバランスウエイトが貼り付けられていました。

貼付されていたウエイトを全て剥離し、ホイール単体で計測すると30gものアンバランスがあることが分かりました。

次にタイヤを組み付けて計測します。

そして、タイヤとホイール、双方のアンバランスと相殺する位置で組み直すと、このようにバランスウエイトが大幅に減らせることがあります。

意匠面にバランス取付できないタイプのホイールの場合、アウターアンバランス調整には、ホイール内側のできるだけ外側に、最外側で作用する重量の割増ウエイトを貼付します。この場合、インナーアンバランスにも作用することがありますので、できるなら少ないウエイト貼付にするべきでしょう。

他に、ビードとリムの密着など、注意を払う要素が非常に多いのがタイヤホイールの整備です。高価な機器でなくても丁寧に組み付け・計測・調整することで高速道路を快適に走行することができると考えています。

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