アルファロメオ V6 3.2Lエンジンの純正指定オイルは、セレニアレーシング10W-60
連続高回転、高負荷の過酷な用途でも油膜を保持する狙いと思いますが、SAE粘度後半の数字がきわめて高い60というエンジンオイルです。
さて、MOTULとNISMOの共同開発で、エンジン型式がそのまま製品名になった「RB26DETT」という特殊なエンジンオイルが存在します。そして、それはセレニアレーシングと同じSAE粘度です。
SAE粘度はオイルの性質を表すものではありませんが、これから暑い季節を迎えるにあたり、アルファスパイダーV6 3.2L にお乗りのお客様にお試しいただくことになりました。
MOTUL NISMO RB26DETTは100%化学合成油(エステル配合)で、他のMOTULには無い甘い香りが特徴です。
オイルジョッキでフィラーへ導く新体験のオイルは、独特の柔らかさと滑らかさ。V6ユニットへスルスルと注ぎ込まれていきました。
注入直後、早速オーナー様にイグニッションキーを捻っていただきました。新しいオイルということを差し引いても静粛性が向上して、アクセルの反応が俊敏になり、低音域で今まで聞いたことの無い音が出るようになりました。
僕:「何だかレース場のパドックでレーシングカーの音を聞いてるみたいですね(笑)」
いつも遠方からご来店誠にありがとうございます。高速道路をお帰りの際、今までとは違う体感をされたのではないかとお察しします。またご感想などお聞かせください。