24ヶ月点検と継続検査代行(車検整備)でお預かりしました。V型になってもトヨタ6気筒のシルキーさは健在で、前後輪で操舵と駆動を役割分担するマークXは、どの交差点を抜けるときも重量を感じない軽快な加速を見せます。
平成22年式 DBA-GRX130 4GR-FSE 走行距離 29,000km
制動で前輪に蓄えたエネルギーをカーブ外側にぐるりと回す荷重移動の終盤、駆動力と荷重が調和する瞬間はまるで跳躍。この躍動感こそ後輪駆動車最大の魅力でしょう。
大排気量の高出力エンジン搭載車は鈍重になりがちですが、操舵と駆動を分けてタイヤに余裕を持たせ、懐の深いサスペンションでたっぷりストロークさせると軽快だと感じるのです。下手に手を出すとバランスを崩す完成度の高いサスペンションは近年のトヨタの特徴の一つと思います。
《すれ違い用前照灯計測ログ》
Z型配光のHIDプロジェクターヘッドライトは調整が困難でしたが、車検コースの自動計測でヘッドライト検査合格範囲に入りました。
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左灯:右方7.7cm(○) 下方6.4cm(○)
右灯:左方10.0cm(○) 下方2.1cm(○)
自社テスターの調整値は、左右方向0cm、下方6cmに統一しています。
合格範囲は左右にそれぞれ27cm、下方2cm~15cmの範囲です(いずれも車両前方10mの照射位置での計測値)
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