車検整備でお預かりしているダイハツ ハイゼットカーゴです。超ロングライフクーラントを指定しているダイハツ車ですが、交換間隔は2年です。
平成19年式 EBD-S320V EF-SE 3AT 走行距離 86,000km
ダイハツの軽バンはクーラント交換手順が複雑です。手順に則らないと交換量が不足したり、水路にエアが噛みこんでオーバーヒートの原因になります。ラジエータ側、エンジン側とも旧クーラントをしっかり抜き取って正確に軽量し、トラブルを防ぎます。
エア抜きはボンネット内のコックと、写真のサーモスタットハウジングのブリーダプラグから行います。
エンジンをしばらく掛けて止め、ブリーダを緩めてエアを排出。
この操作を10回程度繰り返さないと完全に水路からエアが抜けません。2年に1度のクーラント交換を実施していない車両が多いのは、悪意の無い無知によるものだとわかったのは最近のこと。走行距離にもよりますが、概ね5年以上無交換だった水路は深刻な痛みが発生していることがほとんど。樹脂、金属問わず劣化した高温のクーラントに晒された部品は老朽する速度が違うからです。
《すれ違い用前照灯計測ログ》
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左灯:左方10.3cm(○) 下方12.7cm(○)
右灯:左方5.1cm(○) 下方11.1cm(○)
自社テスターの調整値は、左右方向0cm、下方6cmに統一しています。
合格範囲は左右にそれぞれ27cm、下方2cm~15cmの範囲です(いずれも車両前方10mの照射位置での計測値)
↓純正でブルーのタイプもあります。OEMの関係?
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山本 says
いつも、楽しく拝見させて頂いてます。バモスのターボのアクチュエーターの動きが悪くて、リビルトのターボに交換したのですが、四千から五千回転くらいで息付きします。なぜでしょうか?ちなみにイグニッションコイル、スパークプラグは交換済みです。
たけし says
山本様
まずは基本に則って、エンジン始動条件の3要素の点検を実施してください。点火系は概ね点検済みとして、残りは燃料と圧縮です。