いすゞのNAVi5が世界初だったでしょうか?
アルファロメオのセレスピードに代表される欧州では珍しくない形式の変速機は、マニュアルトランスミッションを操作する自動機構が備わる2ペダルのオートマチックです。
同様の機構がAGS(Auto Gear Shift)と称して、スズキの新しい数車種に搭載されました。
構造が比較的単純で多段化が容易なAGSは、スズキが最初インド向けに投入した自動変速機構だそうです。ATやCVTの普及率が1%程度のインドでは保守の面で複雑な機構が敬遠される背景があるそうです。複雑化と集積化を「進化」の象徴とする流れとは少し違う趣きは、インドという異国文化を感じるからでしょう。
また、本日ご来店されたお客様と話題したAGS搭載の新型アルトは、忘れかけていた軽自動車を思い出します。そして、600kg台の軽量であることこそ自動車としての最大の魅力でしょう。