24ヶ月点検と継続検査代行(車検整備)でお預かりしました ダイハツ ミラです。
平成15年式 LE-L250V EF-SE 3AT 走行距離 96,000km
以前のダイハツの軽自動車、冷却系統の3ウェイホースジョイントに、PA66-GF30の樹脂が用いられていた頃、クーラント管理の行き届いていない車両や、多走行の車両に破損の事例が多発しました。重要な部位に弱い材質が用いられているのを懸念して、車検毎に交換を実施していた例もありました。
その後、多くの車両でリコールとなり、金属製ジョイントに置き換わります。そして、こちらのミラは最初から金属ジョイントが用いられています。
樹脂でできた冷却系等の部位はラジエータのアッパータンクとロワータンク、
(組立時の誤挿入防止でしょうか?)片側のヒーターホースジョイントだけで、
クーラント交換さえ怠らなければ、他の冷却経路の金属製ジョイントは半永久的に変化することがありません。
さて、ヘッドライトは、いつものロービーム調整です。
こちらのヘッドライトは左ライトの水平線が非常に不明瞭でした。
対して右ヘッドライトは水平線は比較的明瞭ですが、左の立ち上がり線がまっすぐではありません。
本日も軽自動車検査協会京都事務所の車検コースは大変な混雑で、並びはじめから車検終了まで約1時間費やします。
計測結果です。
右灯の上下方向が保安基準ギリギリ。左灯の左右方向も調整値と大きな差があります。偶然の合格感が否めません。
自社ヘッドライトテスターの調整値は、左右方向0cm、下方6cmに統一しています。
合格範囲は左右にそれぞれ27cm、下方2cm~15cmの範囲です(いずれも車両前方10mの照射位置での計測値)。