特に低温期の低速走行時、路面の凹凸を通過するときに耳障りなギシギシという異音がするということで入庫しました。
平成11年式 GF-MC11S F6Aターボ 4AT 走行距離 150,000km
ワゴンRに限らず、この年式のスズキの軽乗用自動車の多くは、ロワーアームのテンションロッドの機能をスタビライザが兼用しています。
左右にコの字型に配置されている太いスタビライザは、ロワーアームの前後方向の力を受け止める役割も担います。ロワーアームからスタビライザを離脱した状態では、このように指で軽く動揺する程サスペンションは頼りなく、スタビライザブッシュに掛かる大きな負担が想像できます。
中心に穴の開いた円錐台状の2つのゴムブッシュで挟み込むようにロワーアームとスタビライザが結合される構造です。
↓ロワーアームのブッシュ取り付け部
このゴムブッシュが経年で硬化して軋み音を発しますので、新しいものに交換します。異音の原因を探求するには一度分解してシリコングリスのような潤滑剤を塗布して組み付けて試運転するとよいでしょう。
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継続検査(車検)はまだまだ先ですが、すれ違い用前照灯のデータ収集します。
綺麗なカットオフラインです。左側の立ち上がりが曲線で、このような形状の配光パターンは車検コースでどのように計測されるか楽しみです。
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