初めて修理のご相談をお受けしてから早いもので1年5ヶ月が経過しました。今回は、24ヶ月点検と継続検査代行(車検整備)です。
昭和63年式 E-JT190 4XE1 4AT 走行距離 184,000km
はじめてご来店いただいたとき、燃料が過濃で、かつアイドリング回転が異常に高く、しかもアイドルコントロールバルブのコネクタを故意に離脱して機能停止させていたという、信じ難い光景がありました。
燃料過多は、単に各部バキュームホースが劣化して2次エアを吸い込んでいたのが原因でした。そして、それさえ処置すれば、とても調子のよいジェミニらしい走りが蘇ったのです。
水冷式エンジンを搭載した自動車の生命線である水路各部は、順に手を入れてほとんどのゴムホース、ヒーターコアが新しくなりました。ラジエータは初めてのご来店直前に交換されていました。
2回目のタイミングベルト&ウォーターポンプ交換時期が間近で、交換未実施のウォーターポンプから若干のクーラントリークが確認できました。特にこれから気温が上昇する季節です。入念に、そして頻繁に経過観察する必要があります。
ジヤトコ製のオートマチックは現在のところ不調は見られません。
車検整備後、専門のお店にシート修理を依頼されるそうです。
僕はお客様に教えていただくまで全く知らなかったのですが、Made in W.Germany のレカロは絶対に手放してはいけないと言われるほど、稀少で耐久性に優れたシートなんだそうです。
そして、全ての点検整備を終えて京都運輸支局車検コースへ。3月に入り、コース入場を待つ受検車両は大変混雑していました。
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